みんなが知ってるこれらお菓子に共通するのは?

ブルボンロアンヌ、亀田製菓ハッピーターン、カゴメトマトケチャップ、三和酒類いいちこ、江崎グリコパピコ、東亞合成アロンアルファ……こうした商品に共通するのは?

これだけじゃない。霧島酒造 黒霧島、ヤクルト タフマン、エステー消臭力、花王ビオレu、ライオン トップスーパーナNANOX……あれもこれも。共通するもの。

それは……エコレールマーク認定商品

エコレールマーク認定商品は、500km以上の陸上貨物輸送のうち、30%以上を鉄道を利用している商品。そう。これら商品は、貨物列車で運ばれてくる商品たちだった。

2022年11月10日現在で、エコレールマーク認定商品は188品目(167件)、認定企業は98社。

認定企業は、500km以上の陸上貨物輸送のうち15%以上鉄道を利用している企業、数量で年間1万5000トン以上または、数量×距離で年間1500万トンキロ以上の輸送に鉄道を利用している企業。

家電製品から踏切遮断機まで

貨物列車で運ばれる商品はこのほか、パソコンや冷蔵庫、テレビ、エアコンなどの家電製品をはじめ、野菜、お米、果物、飲料、冷凍食品、日用品、洗剤、教科書、まんが、雑誌、引っ越し荷物、紙、接着剤、ケーブル、液化ガス、自動車用バッテリー、タイヤ、そして踏切遮断機なども列車で運ばれる。

冷凍食品などは冷蔵コンテナに、液化ガスなどは液体タンクつきコンテナなどで運ばれる。

エコレールマーク認定商品はココをチェック

エコレールマーク認定商品は、パッケージにエコレールマークがついている。

鉄道で運ぶメリットは、トラックや船などに比べて時間に正確、CO2排出量が少ない、長距離輸送に向いているなどがあげられる。

物流の各輸送モードが1トンの荷物を1km運ぶさいに排出される二酸化炭素量は、貨物鉄道輸送の輸送単位あたりの二酸化炭素排出量は営業用トラックの約10分の1。トラックから貨物鉄道輸送への転換(モーダルシフト)は、二酸化炭素排出量の削減に効果的といわれている。