岐阜の名店が東京 神田に初進出「鰻 炭焼 ひつまぶし 美濃金」10/22 オープン! J-ART 坂井大介 社長「日本が世界に誇る美濃のコンテンツを発信する拠点に」

岐阜県各務原市の行列店「鰻 炭焼 ひつまぶし 美濃金」が、東京・神田に初進出し、きょう10月22日にオープン。

岐阜県民をはじめ、中京圏・関西圏や遠方からも訪れる老舗「鰻 炭焼 ひつまぶし 美濃金」を手がける J-ART 坂井大介 社長は、どんな想いでここ東京へ2店舗目を決めたのか。その経緯と美濃金の魅力について聞いた。

「J-ART は父、坂井哲史が岐阜の美濃地区である各務原にて創業し、多くの方に支えられ、お陰様で来年50周年を迎えます。長きに渡り飲食事業を中心に営んで参りました。

この度、東京神田に出店いたしますうなぎ炭焼ひつまぶし美濃金は、父が35年前に創業した日本料理店がルーツです」

関東と関西で違う、うなぎのさばき方

「うなぎのさばき方は大きく分けて関東、関西によって違います。武士のまち東京では切腹を避け背開きに、商人のまち大阪では腹を割って話すということから美濃を含む中部より西は腹開きが主体ということは皆さんご存知と思います。

また、毎年、夏の土用の丑には全国がうなぎで盛り上がるなど、古くからうなぎは日本人にとってなじみ深い食材です。

店名の美濃は美濃国に由来します。わたしたちのロゴのうなぎの背景のデザインに採用させていただきました。美濃国は、かつて日本の地方行政区分であるりょうせいこくで、現在の岐阜県南部を中心にしたエリアです」

陶芸家や刀鍛冶、紙すき職人のタンパク源として

「古くから織部に代表される美濃焼や関の刃物、日本三大和紙に数えられる美濃和紙が有名です。

それらに携わる多くの陶芸家や刀鍛冶、紙すき職人など、体力勝負の職人へのタンパク源が必要でした。

海はなくとも、木曽三川の清流に恵まれていた地域であるのでスタミナのつくうなぎが重宝されてきました」

うなぎをしっかり炭で焼き、パリッと仕上げる「美濃 地焼き」

「岐阜市は、一世帯あたりのうなぎの蒲焼の年間消費額ランキングで、ひつまぶしで知られる名古屋市よりも上位に位置しています。

美濃のエリアでは、うなぎを蒸してから焼く関東のスタイルと違い、うなぎをしっかり炭で焼き、パリッと仕上げる「美濃 地焼き」によってうなぎを焼ききります。タレはやや濃い目でうなぎの旨味が凝縮されています。

古くから、歴史あるうなぎ屋さんがひしめく東京神田で「美濃 地焼き」の真価を問いたくこの度、出店いたします」

うなぎに合うワインも厳選、新たなマリアージュを

「お酒は日本酒が合うのは皆様ご存じの通りですが、私がサントリー株式会社出身でワインエキスパートエクセレンス(旧シニアワインエキスパート)保持者であり、フランスの郷土料理などから、うなぎとワインが相性の良いことを理解しております。

ですので、マリアージュをお客様にお愉しみ頂きたくうなぎに合うワインを厳選いたしました」

日本が世界に誇る美濃のコンテンツを発信する拠点に

「これから東京を拠点に「美濃 地焼き」のひつまぶし、うな丼を日本全国の多くの方に広め、同時にうな丼を食べているアジアを中心に世界へ広めていきます。

ひつまぶしやうな丼が美味しい美濃を切り口に、美濃焼や関の刀、美濃和紙、お茶の白川茶など、日本が世界に誇る美濃のコンテンツを発信する拠点にしていきたいです」(J-ART 坂井大介 社長)

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