
「相撲は手をつくと負けることから鳥は二本足で立つので縁起物とされており、焼き鳥が名物になったのは蔵前国技館時代(約60年前)から。
当時焼き鳥は敷地内で焼かれており、あたりにはいい匂いが漂っていたそうです」(日本相撲協会)
―――いまこれを記している埼玉では、大相撲の本場所はいまもむかしもこれからも、やってない。
でも、大相撲の雰囲気を自宅で楽しめる“味覚”はいろいろある。
この「国技館焼鳥」(こくぎかんやきとり)もそのひとつ。きのう夕方にデパ地下に行ったら、3割引だったから買ってみたww
なにより、まずパッケージが小粋でいい。駅弁を買って車内で、自宅で開けるワクワクさがある。
「相撲みやげ」としるされた“おてふき”が輪ゴムに挟んである。
秋場所を想いながらビールといっしょに

そもそも大相撲 本場所はいつどこでやるか。
大相撲 本場所は、奇数月に年6回 開催される。
呼び方と場所は、1月「初場所」(東京 国技館)、3月「春場所」(大阪府立体育会館)、5月「夏場所」(東京 国技館)、7月「名古屋場所」(愛知国際アリーナ)、9月「秋場所」(東京 国技館)、11月を「九州場所」(福岡国際センター)。
いまこれを記してる9月は、9月「秋場所」(東京 国技館)で、9/1 番付発表、9/14 初日、9/28 千秋楽(最終日)で、まさに秋場所を想いながら、自宅でこの「国技館焼鳥」とビールでやれるというわけ。
国技館に行った気分になるんじゃね?

さっそく自宅で、せっかくだから缶ビールじゃなくて瓶ビールを買って、「国技館焼鳥、いただきまーっす」で箱をパカッと開けると……。
鶏肉 3本 + つくね 2本。小さな串で、お上品。
味は、北関東のド田舎育ちの身としては、ちょっと甘さも感じる。この甘さは、本場所4か所やスーパー・デパ地下・ネット販売などで販売されることを見込んでか。
それにしても、冷めてもやわらかくて、歯ごたえがあって、うまい。
「秘伝のタレと独自の製法で焼きあがる焼鳥は「冷めても美味しい」工夫がされておりますので、お土産にも最適です!」(日本相撲協会)
なるほど。
「これとビールと大相撲中継で、国技館行った気分になるんじゃね?」とも思っちゃうけど、実際はリアルに国技館で観たほうがめちゃめちゃアガるww
で、この「国技館焼鳥」、その名のとおり国技館でつくってるって、知ってた?
国技館地下発、ひと場所 4万5000本!

そう。この国技館の地下一階で、国技館サービス「焼き鳥部」48人精鋭部隊が、けむりもくもくと、いや黙々と焼き鳥を量産している。
鶏肉・つくねとも、秘伝のタレにいったんつけて、バーナーで焼く。これを4回繰り返し“4度漬け焼き”のあと箱に詰められて、“土俵入り”する。
その販売数、ひと場所で4万5000本とか!
―――歴史も実績も逸話も、ぎゅーーーーーーーーっと詰まった「国技館焼鳥」に、乾杯!
