酷暑とコロナが続くニッポン列島、2022年 夏。
ことしの夏休みは、混雑を避けてクルマで避暑地や観光地へでかける人も増え、渋滞や予期せぬトラブルにも遭遇する率が高くなる。
酷暑のなかのドライブで、多発するのがクーラー使用などでバッテリー不調やオーバーヒート。
長距離ドライブなどで、こうしたトラブルで立ち往生しないように、出発前の点検を心がけたい。
画像はBMW 3シリーズ E90 2005年式。40万円で買ったポンコツ。オーバーヒートで不動に陥ったときのレッカー移動風景。
これまでATシフトレバー配線断絶、エアバックエラー、エンジンオイル漏れ、冷却系統ホース経年劣化によるオーバーヒートと、数々のトラブルに遭ってきた。
そんな E90 が、また新たな不調を……。
クーラーがまったく効かない
酷暑日に悩ましい悲劇。それは、クーラーがまったく効かないという、絶不調。
エアコン系統の不調は、BMWディーラーでまるっと交換したりすると、中古で買ったポンコツ車両本体価格をゆうに超えてしまう。
いろいろネットで調べた結果、「一回、試してみようか」と白羽の矢が立ったのが……。
エアコンガス充填、クリーニング
エアコンガス充填でいろいろ検索してみて、気になったのが、トヨタ系列 トヨタモビリティパーツが運営するカー用品＆メンテナンス専門店「ジェームス」のエアコンガスクリーニング。
「一回、診てもらおうか」と思った理由は、明朗会計。
作業時間約40分～で、部品代＋作業工賃で支払い額は全車7,480円。「BMW のクルマも診てくれるかな？」と諦め半分でクルマを持ち込んでみると、「とにかくいったん診てみます」とスタッフ。
「このエアコンガスクリーニングで改善されるかどうかは保証できませんけど」という前置きつきで、ジェームスのエアコンガスクリーニングに頼ってみた。
7月初旬の平日に予約し、クルマを入庫させてみると、公式サイトどおりに40分ほどで作業が終わり、スタッフが作業確認レシートをこちらに見せて「いちおう温度を測ってみると、通常に近い冷気が出ました。ただ、このあとガスが抜けてまたクーラーが効かなくなるという可能性もあります」と。
レシートには「回収ガス00.278kg」「オイル排出00.002kg」「真空時間0015分」「標準オイル注入00.015kg」「注入ガス00.507kg」と記されている。
数字のとおり、ガス充填やクリーニングが実施されたことが明らかに。この数字をみて、ちょっと期待できる。
公式サイトどおり、7,480円を支払って店を出る。
気になる現状は、施工から1か月経ったいまも、しっかり冷房が効いている。効きすぎていったん冷房をOFFにするほどのときも。
トヨタ系のジェームスでよみがえった、BMW 3シリーズ E90 のエアコン。明朗会計＆短時間でチェックと施工を完結してくれるサービスが、意外なところにあった。
