東北モーターショー初日の仕事を終え、夢メッセみやぎから仙台港駅へと歩いた2018年2月。
この一帯はいまから9年前、2011年3月11日の東北大震災による津波が押し寄せた地。
津波はその夢メッセをはじめ、仙台臨海鉄道仙台港駅などをすべてのみこみ、仙石線の手前、仙台東部道路付近までおよんだ。
「シートベルトいつも乗るたび乗せるたび」と記された看板は、焦げたような錆。ここまで津波がきたのか……。
写真は、夢メッセから仙台港駅へと歩く途中にある、仙台西港線の線路とその周辺。
現場は、懸命の復旧作業ののち、震災から8か月で運行を再開。
いま、この西港線の線路には新しいバラストが敷かれ、レールが鈍い光を放つ。
一直線にのびる西港線の線路、港湾道路のアスファルト。
仙台港に高くそびえる煙突からは、煙がもくもく。再び動いていることを感じる、仙台港のひとこま。