
ウン十年前、雑誌のインタビュー記事でタモリ(森田一義)が、「花鳥風月に目が向くようになったら中年」という笑い半分のおもしろいことを言ってたのを思い出す。
この年になって、お花や鳥、器、絵画といったものに、じっくり時間をかけたいと思ってきた。
いっしょに暮らす相方とは大学がいっしょで、彼女は美術工芸先行だった。
その相方にいろいろ聞きながら、絵や器をみに行く機会も増えた。毎週やってる美術番組もたのしくみている。
そんないま、富士吉田市ふるさと納税返礼品といっしょに届く、一枚の 絵はがき が、毎回こころ和ませてくれて、あげくにはちょっとウルッとくる。
なんでだ?
富士みち(本町通り)を描いた“珠玉の傑作”

右の 絵はがき が、きょう届いた一枚。左は半年前に届いた一枚。
左は、おそらくトップ画像のような「富士みち」(本町通り:山梨県 富士吉田市)を描いた“珠玉の傑作”。
どちらも、ほんんんんんとおおおおおおおうに、すばらしい。
見事な画力。はっとさせられる絵ぢから。
描いた人を、描いているそのときを、遠くからみてみたくなる。
そしてこの街をゆっくり歩いてみたくなる。
この 絵はがき の表(実はこちらが裏面)には納税のお礼に加えて、こう記されている。
「裏面の作品は、市内小中学校児童生徒による 第8回わたしたちの富士吉田市・富士山 作品コンクール入賞作品です」
―――もはや返礼品よりもこの“傑作”をどこかで待っている自分がいる。
想いあふれて Chega de Saudade ♪