Assurant Japan パラメトリック海外旅行ソリューションが日本初上陸! 海外旅行でのフライト遅延 欠航、手荷物 遅延 紛失に「その場で即時 補償」 旅行者&保険事業者に革新を

国内の観光地は外国人・国内旅行客で混雑し、いよいよ旅行需要がコロナ前までに戻りつつある気配。

たとえば旅行保険市場も右肩上がりに。2021年に143億ドル規模だったのが、2030年には1088億ドルに達すると予想されている。

そこへきて、体験型消費などリスクがはらむ旅行体験が増えているにもかかわらず、旅行保険はここ数年、革新がおきていない―――。

そんないま、パラメトリック海外旅行リアルタイムソリューションを手がける Assurant Japan(アシュラント・ジャパン)が、インシュアテックのスタートアップ ブリンク・パラメトリック(Blink Parametric)と業務提携し、同社のパラメトリック旅行保険のテクノロジーを日本に初めて導入。旅行業界、金融・保険業界などへサービスを提供していく。

遅延なくリアルタイムで補償

パラメトリックとは、世界中から大規模なデータセットを活用し、保険事故が発生したかどうかを判断し、事前に設定された金額にもとづき顧客への支払いを自動化する。

また透明性、事後の保険金請求は不要で、リアルタイムの顧客体験ができることから、最も必要なときに、「一番ひつような保険」を提供できるというメリットがある。

近年海外で導入が進んでいるパラメトリック保険は、あらかじめ定義したトリガーイベントの発生確率をもとに、保証や保険金を提供する新しいタイプの保険。

従来型の保険では、損害額の算出や損害発生後の申請手続きなど、被保険者が補償を受けるまでに時間がかかっていた。

このパラメトリックでは、トリガーイベントをもとにし、補償の即時提供が可能になる。

航空便で海外旅行時のトラブルに適用

このパラメトリック保険のソリューションを、航空便を使用する海外旅行時のトラブルのソリューションに適用したものが、パラメトリック海外旅行リューション。

同ソリューションでは、海外旅行の代表的なトラブルである「フライトの遅延・欠航」「手荷物の遅延・紛失」を対象とし、「遅延」「欠航」「紛失」など、予め設定したトリガーイベントが発生した時点で、サービス加入している旅行者に「その場で・即時に」さまざまなサポートを提供できる。

まるでアプリのようにシンプルで直感的な顧客体験

パラメトリック海外旅行リューションは、サービス加入~トラブル検知~サポートの提供まで、顧客はスマートフォンやタブレットをタップするだけで完結できる。

たとえば、「フライトの遅延・欠航」の場合、世界中のフライトをリアルタイムでモニタリングするシステムが、フライトの遅延や欠航をいち早く検知し、即時に顧客のスマートフォンや携帯端末に通知。

通知を受信した顧客はその場で画面をタップするだけで、ラウンジ利用や見舞金の受け取りなど、加入時の契約に準じたサポートサービスが即時に受けられるようになる。

組み込み型で既存サービスに付加価値・差別化を

インシュアテックのスタートアップ ブリンク・パラメトリック(Blink Parametric)のソリューションは、エンベデッド(組み込み型)で提供することから、導入する企業のプラットフォームやポータルにシームレスに組み込み、既存のサービスに付加することで、新たな価値を顧客に提供することができる。

また、同ソリューションはホワイトレーベルで提供されるため、導入企業独自のブランディングが可能。

さらに、保証内容は企業のビジネスや顧客のニーズに即して柔軟に設定できるため、他社サービスとの差別化も図れる。

ユーザー&保険事業者へのパラメトリック保険のメリット

パラメトリック保険は、ユーザーにとっては、次のようなメリットがある。

◆リアルタイムで保険が支払われる

◆紙での請求手続きが不要

◆求償不要

◆信頼できるプロセス・データ駆動

◆複雑な問題にシンプルなソリューション

また、保険事業者にとってはこんなベネフィットがあるという。

◆顧客のトラベルデータにアクセスできる

◆オペレーションコストの削減

◆不正(フロード)の削減

◆競争市場における差別化

◆顧客とのエンゲージメント

◆売上・マーケット・シェア拡大・リテンション向上

海外旅行と高相性で、今後ニーズが高まる気配

Assurant Japan の調査によれば、旅行保険におけるパラメトリック機能に対する消費者リサーチでは、強い意向がみられたという。

75%の顧客が、リアルタイムのフライト遅延補償を利用したい、あるいはそのための追加料金を払うと回答。

68%の顧客が、リアルタイムの手荷物遅延補償を利用したい、あるいはそのための追加料金を払うと回答した。

Assurant Japan は、海外旅行中、知らない土地や非日常でトラブルに見舞われた場合、旅行者のストレスはかなり高いと考え、リアルタイムでトラブルを検知し、その場で即座にサポートが受けられるパラメトリック保険は、海外旅行と高相性で、今後ニーズが高まるサービスとアピールしている。

藤本潤一 代表「企業のサービスに新しい価値を」

また、Assurant Japan 藤本潤一 代表取締役社長は、同サービス説明会で「旅行保険の分野では画期的なパラメトリックソリューションを紹介できることをたいへんうれしく思う」と伝え、こう期待した。

「最新のテクノロジーを駆使して、社会に求められる最適なソリューションをボーダレスに提供し、お客様を支え可能性を広げること、そしてより良い未来を創造することが当社の理念です。

このソリューションが、さまざまなパートナー企業のサービスに新しい価値を付加し、より良い顧客体験の提供に貢献できれば幸いです」

―――米国で100年以上の歴史を持ち、全世界21か国で事業を展開する Assurant の知見と最新テクノロジーを日本に最適化し、さまざまなソリューションで日本の主要なクライアントとその顧客をサポートするアシュラント・ジャパン。

同社は、携帯端末エコシステムのトータルサポート事業、アプリを通してお客様の生活を支えるデジタルライフサポート事業、家電の延長保証の設計と運営、パラメトリック旅行保険などの事業を通して、コネクテッド時代に求められる最適なサービスと革新的なソリューションを提供していくという。

https://www.assurant.co.jp/

(説明会に登壇したBlink Parametric シド・マウンシー CEO)

(説明会に登壇した Assurant Japan 酒井大介 商品開発担当)

(説明会に登壇した Assurant Japan 上山猛 Vice President )