重機車両が踏切で2万V架線に接触、激しい火花と前輪パンク瞬間【動画】

「踏切事故をなくしたい。警報機が鳴りだしてからの横断は絶対にやめてください。ドライバーの方は、向かい側に車1台分のスペースが出来たら渡りましょう。あなたの行動が、踏切事故を防ぎます。東武鉄道、西武鉄道、JR東日本からのお願いです」

「踏切事故をなくしたい。もし車で、踏切内に取り残されたら、遮断棒を押すように車をゆっくり前進させ、脱出してください。あなたの行動が、踏切事故を防ぎます。西武鉄道、JR 東日本、東武鉄道からのお願いです」

「踏切事故をなくしたい。もし、踏切内に取り残されている人や車を見かけたら、迷わず、非常ボタンを押してください。ひとりひとりの行動が、踏切事故防止につながります。JR 東日本、東武鉄道、西武鉄道からのお願いです」

これ、JR東日本・西武鉄道・東武鉄道の3社合同による踏切事故防止ラジオCMのメッセージ。

JR各社も、踏切事故をなくすべくあらゆる手段で事故防止対策を施している。

↑↑↑の衝撃映像は、千歳線 音江別高台線踏切で発生した架線損傷事故の決定的瞬間。

千歳線 北広島駅と島松駅の間、音江別高台線踏切で重機を載せたトラックが、車両進入側に高さ制限標識(4.5m)を無視し、さらに架線を防御するためのH鋼式踏切注意標も接触しながら線路内に進入。

重機の頭頂部が2万ボルト電圧の架線に触れ、トラックのタイヤがレールに触れた瞬間に激しい火花が散る。運転手が感電死せず無事だったことが奇跡だ。

「明らかに高さ制限を超過した車両が、無理矢理踏切に進入し、架線(トロリ線)に接触し、損傷させていた」(JR北海道)

当時この事故で、快速エアポートなど61本の列車が運休し、列車は最大225分の遅れが発生。約1万5000人に影響が出た。