世界最大級の暗号資産取引所「Coinbase」を運営する Coinbase Global, Inc.(コインベース・グローバル)の日本法人 Coinbase(北澤直 代表取締役)は、「メタバース(現状、可能性、未来)、直近の市場、VRセット Coinbase Japan 暗号資産(仮想通貨)セミナー」を開催した。
暗号資産(仮想通貨)市場は2021年、「ビットコインの上場投資信託 ETF の上場」「エルサルバドルがビットコインを法定通貨に採用」「暗号資産取引所のコインベースのナスダック上場」「世界の2大オークションハウス クリスティーズとサザビーズがNFT(非代替性トークン)アートのオークション開催」「メタバースといわれる仮想空間に不動産価格が高騰」といった話題で動きがあった。
コインベースは今回のセミナーで、「メタバースとは」から2021年のトレンドについて、Coinbase Japan マーケティング・PR ヘガン部長が解説。メタバース(ネット上の3D仮想空間)とNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)との関係性などについても伝えた。
メタバースがセカンドライフと違う点
まずかつて話題になった「セカンドライフ」との違いについてコインベースヘガン部長は「デジタルファイルに金銭的な価値がついたり、別の法定通貨に変えられるなどのメリットがある。実社会とつながっているところがセカンドライフと違う」という。
ヘガン部長はその例として、「メタバース(3D仮想空間)で建築家になって、土地を買って建造物をつくって、その建物を売るという例もある」「メタバースでアパレルブランドをつくって、アイテムをつくってファッションショーなどを開催して、ブランド展開・販売する」などをあげていた。
デジタルファイルが価値をもつ時代に暗号資産
また、コインベース ヘガン部長は、NFTの売買イメージや、メタバース参入条件の基本などについて、こう語った。
「法定通貨などのひとつのお金でやりくりするのはもったいない。たとえば音楽やイラスト、3Dアートなどすべてのデジタルファイルが価値をもってくる時代に、NFTや仮想通貨でやりとりするようになっていくはず」
「このメタバースのなかでやりとりするさいに基本となるのが暗号資産や仮想通貨」(コインベース ヘガン部長)ということで、コインベースは、三菱 UFJ 銀行を決済パートナーとし、万全なセキュリティ対策を整えて2021年8月からサービス提供スタート。
「初心者に優しいUI/UXデザイン」「世界最高レベルのコンプライアンス&セキュリティ」などのメリットをアピールし、BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、XLM(ステラー)の厳選された5種類の暗号資産を売買できることを伝えていた。
◆コインベース
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