肥満と肥満症、その違い、知ってる?
まず日本の定義から。
日本における肥満は、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数(BMI)25 以上と定義されている。
いっぽう肥満症は、肥満(BMI25 以上)があり、かつ肥満に起因・関連する健康障害(合併症)が 1つ以上あるか、あるいは内臓脂肪蓄積がある場合など、関連健康障害の合併が予測され、医学的に減量を必要とする病態と定義されている。
そう。肥満症は、減量による医学的治療の対象になる慢性疾患なのだ。
肥満症は慢性疾患
肥満症は、QOL(生活の質)の低下のみならず、いろいろな健康障害の発症や重篤化につながるリスク因子となる慢性疾患。
なのに、肥満症の社会における認知度は依然として十分ではなく、太っている状態を指す「肥満」と誤認され、見逃されるケースも少なくない。
「自己管理の問題」と軽視されがち
肥満や肥満症は、遺伝的、身体的、心理的、社会的要因など複数の要因が関与している。
が、生活習慣ばかりが注目されて、「自己管理の問題」と軽視されがち。
肥満症の先入観を解消して
こうした肥満や肥満症に対するスティグマ(偏見や差別)が社会課題として存在するなか、日本イーライリリーと田辺三菱製薬は「その肥満、肥満症かも!」プロジェクトを始動。
「その肥満、肥満症かも!」プロジェクトは、肥満症のある人やその周囲の人の肥満症に関する正しい理解を促し、肥満症に対するさまざまな先入観を無くすことで、誰もが生き生きと活躍できる健康的な社会の創造をめざしていく。
10/31~11/2 @イオンモール秋田 で肥満と肥満症の違いを楽しく学ぶクイズ+肥満症の可能性をセルフチェック!
日本イーライリリーと田辺三菱製薬は、「その肥満、肥満症かも!」プロジェクトの一環として、肥満症の啓発を目的とした一般生活者向けイベント“「その肥満、肥満症かも!」プロジェクト in 秋田“を、10月31日~11月2日の 3日間、イオンモール秋田で開催。
会場には、肥満症をイメージしたオブジェや、「メタボリックドミノ」をイメージしたドミノオブジェの展示のほか、一般生活者が気軽に参加しクイズで肥満と肥満症の違いが楽しく学べる学習コンテンツや、肥満症かどうかのセルフチェックができるコーナーなども用意。
肥満症のある人やその周囲の人々を含めた社会の「肥満症に対する正しい理解」の輪を広げることで、肥満症のある人が生き生きと活躍できる健康的な社会をめざしていくという。
