島根県浜田市 幻の広浜鉄道 今福線を歩くウォーキング大会 2/23 開催! 雨天決行 事前申込不要、全国唯一の旧線 新線 交差部分も見学できるぞ

島根県の日本海沿いの街といえば、東の県庁所在地 松江市、縁結びの出雲大社(いづもおおやしろ)がある出雲市、そして のどぐろ・あんこう・いかなど新鮮な海の幸が水揚げされる漁港を有す、浜田市。

瀬戸内側の山陽新幹線から島根県浜田市へのアクセスする場合は、中国横断自動車道 浜田広島線(広島自動車道・浜田自動車道)を伝ってクルマで行くか、広島駅~浜田駅を2時間20分で結ぶ高速バス「いさりび号」(中国JRバス 石見交通 広島電鉄 共同運行)で行くのが一般的。

そんな広島県と島根県浜田市を、かつて鉄道で結ぶ計画がすすめられ、途中で断念し、開通すると信じて建設された橋脚や鉄道建造物がいまも残ってるって、知ってた?

それが、広浜鉄道 今福線

完成・開通せずに工事途中で断念した“幻の広浜鉄道(こうひんてつどう)今福線”は、現在のJR可部線(広島・横川~あき亀山)の先、三段峡を経て、浜田まで線路を到達させるべく建設された鉄道ルート。

この今福線は、広島と浜田を結ぶ広浜鉄道の島根県側のルートとして、昭和8年、旧国鉄山陰線の下府駅から石見今福駅までが着工された。

工事がほぼ完成した昭和15年、戦争のために建設は中断。戦後、今福線旧線とは別に浜田駅を起点とする今福線の新線として工事が再開した。

しかし、昭和55年、国鉄の慢性的赤字経営の影響により、再び工事が中止に。以後、工事を引き継ぐ事業者も現れず未成線として終わり、「幻の広浜鉄道」と呼ばれる。

計画ルート上には、いくつも立ち並ぶ黒ずみ苔むした巨大な橋脚や、戦時中の鉄の使用を減らすため多用されたコンクリートアーチ橋など、息を呑む造形美が点在している。

幻の広浜鉄道 今福線を歩くウォーキング大会 2/23 開催! 雨天決行 事前申込不要

島根県浜田市 今福まちづくりセンターは、2月23日、「幻の広浜鉄道今福線ウォーキング大会」を開催。

雨天決行・事前申込不要、参加料 大人300円・中学生以下無料。

現地受付は8時から、開会式は8時半から、12時半終了予定。

ウォーキングルートは、今福まちづくりセンター~旧線~旧線と新線が交わる部分(両方の橋が一度に見れるのは全国でここだけ)~新線~今福まちづくりセンターの5.5km。

参加は防寒対策を万全に、長靴を必ず持参、トンネル内では懐中電灯も必要。

ウォーキング後に食事もあるというから、楽しみ。

◆しまね観光ナビ
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