エアウィーヴがパリ2024五輪 選手村にベッドマットレス1万6000床を提供、東京2020大会の実績が評価され異例の採用

浅田真央が出演するエアウィーヴ新CM発表会で、高岡本州 代表取締役会長兼社長は、パリ2024オリンピック・パラリンピックのオフィシャルサポーター契約を締結したことも発表。

個別仕様化できるベッドマットレス約1万6000床分を選手村へ提供し、選手の睡眠をサポートしていくことを伝えた。

「フランスでの五輪大会で、国外の、日本のベッドマットレスが採用されることは極めて珍しい」という。

段ボールベッドフレーム、かけ布団、枕も提供

エアウィーヴ高岡代表は「当社のこれまでの実績と、パリ大会の目標である持続可能な社会に貢献できる製品が評価され、今大会の選手村全床(約16,000床)への提供が決まりました」と伝え、こう続けた。

「当社は選手の体形に合わせて個別仕様化できるベッドマットレス、段ボールベッドフレーム、かけ布団、枕を提供し、世界中から集まる各国のアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、選手の睡眠をサポートします」

パリ2024組織委員会トニー・エスタンゲ会長は「もとアスリートとして、最高のパフォーマンスを発揮するために、質の良い睡眠がどれだけ重要かを知っています」と語り、エアウィーヴにこう期待を寄せた。

「エアウィーヴの専門知識と経験のおかげで、すべてのアスリートに最適な睡眠環境を提供できると確信しています。

エアウィーヴをパリ2024ファミリーに迎えることができ、大変うれしく思います。本番に向け、いっしょに仕事をするのが楽しみです」

大会終了後はフランス国内でリサイクル&寄贈

2013年に日本航空(JAL)国際線のビジネスクラス、2014年に同ファーストクラスに採用され、「まるで空気の上で眠っているような快眠」というコンセプトのもと、JAL専用に開発されたマットレスパッドと枕で、機内での極上の寝心地を実現させてきたエアウィーヴ。

このJALビジネスクラスで使われているエアウィーヴマットレスパッド8200枚を昨年秋から回収し、順次リサイクル&リニューアルし、更新版マットレスパッドを再搭載する「水平リサイクル」がすすんでいる。

エアウィーヴ 高岡本州 代表取締役会長兼社長は、パリ2024に向けてこう語った。

「パリ2024では、ダンボール製のベッドフレームをフランス国内で生産、大会終了後はフランス国内でリサイクル、マットレスや枕もフランス国内において後利用のため、寄贈する予定です。

エアウィーヴは、ソーシャルグッドな寝具を通じて、パリ2024大会の持続可能な社会の実現という目標に貢献することを約束します」