夏休みの子どもたちは、自宅にいる時間が増えると、ひとりでいる時間も、増える。
この、ひとりでいる時間が増える環境に、実はむし歯リスクが多く潜んでいるって、知ってた?
たとえば、おやつの「1人食べ」「だらだら食べ」がむし歯リスクにつながる可能性もある。
そんな、むし歯リスクが高まる夏休みにこそ、家族でオーラルケアが大事という。
ひとりでいる時間増加に潜む「むし歯リスク」の対策を
CPP-ACP 成分がもつ3つの効果で「むし歯の始まり」を抑え、丈夫な歯をつくる「リカルデント」ガムシリーズなどを手がけるモンデリーズ・ジャパンは、保護者と子どもの生活習慣やオーラルケア意識とむし歯罹患状況について調査。
ひとりでいる時間増加に潜む「むし歯リスク」や、それに対するアドバイスを日本大学歯学部 宮崎真至 教授に聞いた。
子どもの口腔内の健康にも悪影響
モンデリーズ・ジャパンが調査した結果、 むし歯がある子はコロナ禍で自宅時間増加したとの回答が約6割もいた。
また、むし歯がある子は、「おやつは子どもだけで食べることがある(71.6%)」、「おやつを 1 日に何回も食べる(52.3%)」、「おやつをだらだら食べる(41.7%)」という。
「これまで、私たちが経験したことがない感染症の蔓延において、その対策として、人との接触を極力減らすことが行われました。これは、感染症対策の基本であり、新たなウィルスの生体に対する影響が判明するまでは、避けて通れない対応のひとつであることは確かです。
そのいっぽうで、慢性の病気を持つ方、これは口腔内における歯周病やう蝕も当てはまるのですが、通院を控えるという傾向が多く見受けられるようになりました。その結果としては、とくに口腔内の状況に関してみても、う蝕や歯周病の進行が認められることになりました。
子どもにおいては、家にいることが多くなると、手持ち無沙汰から何かを口に入れたくなるものです。そもそも、う蝕に対する影響因子としては、だらだらと食べ物を口にすることが大きな要因となることが判明しています。
コロナ禍で家にいる時間が長くなると、大人だけではなく、子どもの口腔内の健康にも悪影響を及ぼす可能性があることが明らかになったわけです。特に、小さな子どもにとっておやつは必要なものです。しかし、どのように食べるのかに関しては、留意が必要になるところです」(宮崎 教授)
笑顔で歯磨きをすることが大切
また、調査結果から、むし歯がある子の保護者の悩み1位が「子どもの歯を守れているか自信がない(84.4%)」。
むし歯がある子を持つ保護者のうち、5割以上が「ハミガキしなくて怒ってしまう」という。
「そもそも、歯磨きに対して、子どもはその意義を深くは理解していないものです。そのうえ、保護者においても子どもの口腔内の状況を理解していないのですから、歯磨きをうまくできないのは当たり前なのかもしれません。子どもへのハミガキ指導に関しては、発想の転換が必要です。
子どもの口腔内をよく理解しないまま、歯磨きは大切なのだという意識から、ついつい眉間にしわを寄せて歯ブラシを持ってごしごししがちだと思います。そうではなく、歯磨きはとっても楽しい、あるいは、とても良い習慣なのだと、笑顔で歯磨きをすることが大切です。
イメージとしては、「歯磨き体操」、すなわち楽しみながら健康を維持、向上させるようなものでしょうか。そして、歯磨きがを終えた後に「きれいになったね!」とほめてあげることも大切です。「磨かなきゃダメ」という発想から。「歯磨きは楽しいね」への発想転換です」(宮崎 教授)
歯磨きが楽しいことを子どもといっしょに共有
さらに、むし歯がある子のうち、6割以上が「ハミガキが苦手」と回答していた。
「歯磨きに関しては、自分自身の子どものころのイメージが重なっているものです。親である自分があまり磨いていなかったから、子どもにはしっかりと磨いてほしいと思うのは、やはり親心でしょう。
そうはいっても、子どもの気持ちにはそれほど大きな変化は認められないものです。子どもは、楽しくないものを積極的にはやらないものです。逆に、親である自分が虫歯で悩むことなく成人した場合では、歯磨きの大切さはそれほど重要視するものではないことも理解できます。
それでも、将来的にう蝕あるいは歯周病になるリスクを減少させるためにも、歯磨きは大切です。
そのために、歯磨きが楽しいことを子どもといっしょに共有することが大切です。例えば、お風呂に張った時に、体を洗うとともにいっしょにハミガキをして、楽しい時間を共有することもおすすめです」(宮崎 教授)
口の健康は全身の健康につながることを家族全員で強く意識
そして、むし歯なしの子の保護者は、「仕上げ磨きは朝晩どちらか必ず親がする」、「定期的に歯科で検査している」など、さまざまな工夫をしていることも、この調査でわかった。
「子どもの口腔内の環境整備、健康の維持と向上は、やはり親の責任でもあります。お口の健康は自分自身で守ること、そしてそれをチェックするためにかかりつけの歯科医院を訪れることはとても大切です。
ものを食べるため、話をするため、そして全身を健康にするためにも、日常のオーラルケアは欠かせないものです。日常的に、お口の健康に気を遣うことは、セルフケアという観点からは重要になります。
さらに、そのような心構えが、ご自身の子どものオーラルケアの向上につながるはずです。
お口の健康は全身の健康につながることを強く意識し、家族全員でオーラルケアを楽しんでもらえたらいいな、と思っています」(宮崎 教授)
リカルデント CPP-ACP 成分がもつ3つの効果
リカルデントガムに含まれるCPP-ACP 成分の3つの効果とは、脱灰抑制・再石灰化・耐酸性増強。
脱灰抑制―――口内にいる細菌が生み出す酸によって歯のエナメル質の内側からミネラルが溶け出してしまうことを脱灰といい、その状態を「むし歯の始まり」という。
CPP-ACP には、脱灰抑制の効果があり、酸によってミネラルが溶け出すのを抑えてくれる。
再石灰化―――脱灰(むし歯の始まり)によって歯のエナメル質の内側から溶け出したミネラルを再び歯に戻す働きを「再石灰化」という。CPP-ACP は、その再石灰化を強くしてくれる。
耐酸性増強――― CPP-ACP でミネラルを補給された歯のエナメル質は、むし歯の原因となる酸への耐性を増強してくれる。
―――こうしたリカルデントに含まれるCPP-ACP 成分がもつ3つの効果で「むし歯の始まり」を抑え、家族みんなで丈夫な歯をつくろう。
◆リカルデント
https://www.recaldent-gum.com/