まるで悪い夢をみているみたい―――。
普段はファミリーやカップル、ディズニーグッズと双子コーデできめた女子たちでにぎわう「夢の国」への最寄り駅 舞浜のホームは、いまこんな光景に。
東京ディズニーリゾートへと連れて行ってくれる京葉線(東京〜蘇我 43km)の電車はこの時期、ディズニー客で混雑する。
週末になると、武蔵野線を経由して舞浜を結ぶ臨時列車も複数走り、武蔵野線や京葉線に、各地の珍しい特急形車両が彩りを添える。
が、そんな舞浜はいま、人の姿がまったくない。自分の目を疑うほど、無人島と化したような「夢の国」の世界が広がっている。その光景は、怖いぐらい。
この新型コロナウイルス感染の影響で、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーは、休園期間を延長。4月20日以降の再開をめざし、状況を見守っている。
京葉線の電車内も、ロングシートの端に座る人が数人。1両あたり7人前後しかいない。換気のためか、各車両ひとつかふたつ、窓が開いている。車内には「この先の駅の停車中に換気のために空調を調整します。ご協力をお願いします」という車掌のアナウンスが流れている。
東京駅の京葉線のりばへと続くコンコースも、終電が行ったあとの景色のように、人がいない。この光景が「日曜日の17時ごろ」といわれても、信じてくれないかも。