福島 浜通りの復興と“いま”を親子40人が体感 復興庁「親子ヒラメ釣り大会 in 浜通り」で つるの剛士&輿水恵一副大臣も共感「海も復興している 好きになってまた来てほしい」

東日本大震災から14年。

津波が押し寄せ想像を超える甚大な被害をうけ、いまも復興が続く福島県の海側「浜通り」エリアは、いまどこを走り、どこへ向けて加速しているか―――。

そんな福島 浜通りの“いま”を親子で体感・共有できるイベントが、「親子ヒラメ釣り大会in浜通り」。

関東などの親子20組40名が“福島のいま”を体感

9月21日、抽選で選ばれた東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城・群馬・福島・宮城の親子20組40名が参加したのが、「親子ヒラメ釣り大会in浜通り」なるツアーで、福島県相馬市・新地町を訪れた。

「親子ヒラメ釣り大会in浜通り」と題したけど、当日はあいにく悪天候で船が出ないということで、屋内プログラムへ変更。

大の釣り好きで 5児の父、タレントの つるの剛士 がゲスト登壇すると、海も陸も関係なく、会場は大盛りあがりに。

福島の海の魅力、そして福島の復興の今を共有

「妻が福島県出身で、福島は何度も訪れている第二の故郷のような場所で、みなさんといっしょにこのような時間を過ごすことができるのはありがたく思っています。今日は楽しみましょう」(つるの剛士)

親子20組40名と、つるの剛士、そして現地に駆けつけた復興庁 輿水恵一副大臣・岡野正明企画官らも加わり、クイズ大会、釣りの仕掛け作り教室(新地町わくわくランド)、松川浦の復興視察ツアーなどを体感し、福島の海の魅力、そして福島の復興の今を現地で楽しみながら学び、共有していった。

問題「船釣り用語で【沖上がり】とは?

つるの剛士と参加親子は、「つるの剛士さんと学ぶ、魚釣り&常磐ものクイズ大会」に挑戦。

問題「船釣り用語で【沖上がり】とは?」

つるの剛士「普段ふわっと使っているから、どっちか迷うなあ……船が港に戻って来る時間!」

正解「釣りを終了する時間」

つるの剛士「やっちゃった!」

―――全15問、全問正解した親子は1組! つるの剛士は 12問正解で、釣り好きのメンツはキープできた。

つるの剛士「こんな贅沢なことはない」

午後の部で主催者 復興庁 輿水恵一副大臣らといっしょに相馬港で水揚げされたヒラメを試食。つるの剛士といっしょに「うまい!」で共感。

「本当に、新鮮で歯ごたえが良くて、そして何よりも甘みがありますね」(輿水恵一副大臣)

「そうですね! 美味しい! いや本当に美味しいですね。こんな美味しいものを食べられるっていう、こんな贅沢なことはないですから」(つるの剛士)

松川浦の現在を見て、それぞれが記憶に焼き付けて

つるの剛士と親子40人は、「ヒラメの捌き方解説」「釣りの仕掛け作り教室」を体験したあと、“福島の今を知る”ために「復興視察ツアー」へ。

バスに乗り、相馬市観光協会の語り部から、東日本大震災により発生した津波による被害状況や、今日までの復興の歩みについて話を聞き、車窓から松川浦の現在の姿を見て、それぞれが記憶に焼き付けた。

「震災を知らない子どもたちが、福島の過去や復興の今を知ることで、今後の福島の未来への見方が変わってくると思います。

建物や陸だけでなく海の中も復興していることを、釣りや食を通して感じてくれたら最高ですね」(つるの剛士)

輿水副大臣「福島 浜通りを好きになって何回も来て」

そして輿水副大臣は、参加した親子40人に、こう伝えた。

「皆様に福島の地を訪れていただき、この地域がどんな形で復興が前に進んでいるかを感じてもらえたかと思います。

今日を機会にますます福島、浜通りを好きになっていただき、また何回も来ていただきたいです」(輿水副大臣)

―――復興庁は、全国各地で開催されるイベントを通じて、福島県浜通りを中心に被災地の今を届けていくという。

福島の今(復興庁)
https://www.reconstruction.go.jp/fukko-pr/2018/fukushimanoima/

(前日に釣ったヒラメがおみやげに……)