三菱スペースジェット、国産初ジェット旅客機開発を大幅縮小か_三菱重工が10/23にコメントを公表

1962年、国産初の双発ターボプロップエンジン搭載旅客機「YS-11」が日本の空へと飛び立って58年。

半世紀ぶりに三菱重工業の手で国産初のジェット旅客機が試験飛行を重ねてきたいま、その開発の行方に大きく舵をきる。

報道各社は10月22日、三菱重工業が、「三菱スペースジェット」(MRJ)の開発を「事実上凍結する」と伝えた。

こうした報道に対し三菱重工は10月23日、「SpaceJet事業に関する一部報道について」と公表。

「10月22日(木)以降、共同通信等の報道において、SpaceJet事業に関する報道がありましたが、これは当社及び当社子会社である三菱航空機株式会社(取締役社長:丹羽高興、本社:愛知県西春日井郡豊山町)が発表したものではありません」

「SpaceJet事業については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も踏まえ、引き続き開発スケジュールの精査を行うとともに、現下の当社グループを取り巻く厳しい状況を考慮した適正な規模の予算で開発を推進」

「こうした中で、様々な可能性を検討していることは事実ですが、開発の凍結を決定した事実はありません」

「SpaceJet事業も含めた、当社グループの次期事業計画については、10月30日に公表予定の当社2020年度第2四半期決算とあわせて、お知らせする予定です」(三菱重工)

三菱重工「三菱スペースジェット」(MRJ)は、初号機を2013年に納入する計画で開発。度重なる設計変更などで、いまだ納入に至ってない。

https://www.youtube.com/watch?v=k8-2UYCZ51s&feature=emb_logo