もしも、首都直下型地震が起きたら、多くの交通機関がストップし、帰宅困難者は約500万人、避難生活者は約300万人にのぼり、食糧も不足するという被害予測がある。
また、予期せぬ災害の発生で、75%もの人が思考停止に陥り、適切な行動ができなくなるといわれている。
この「もしも」は、「いつか」必ず起こるもの。
しかし「もしも」に備えれば未来は大きく変わるはず―――。
こうした観点から、渋谷区観光協会、渋谷未来デザイン、こくみん共済 coop〈全労済〉の3団体が主催し、渋谷区の後援を受けて実施している防災イベントが、「もしもフェス渋谷」。
9月3・4日に「もしもフェス渋谷2022」が代々木公園で開催され、多くの来場者でにぎわい、「もしも」の日に備えた意識を楽しく共有しあい、レジリエントな街づくりの未来を考えた。
こくみん共済ブースで防災リーダー診断・地盤診断を体感
たとえば、渋谷区とS-SAP協定を結んでいる、こくみん共済 coop〈全労済〉のブースでは、防災リーダー診断・地盤診断サービスの体験コーナーを設置。
防災リーダー診断(https://moshimo-project.jp/fes2022/bosai-leader/)は、全10問の2択設問に答えて、心理学と統計学に基づいた防災リーダータイプを診断する体験プログラム。自分のタイプに合った防災方法を知ることで、「もしも」の時に役立つ知識が身につく。
居住地の地震・液状化・浸水の可能性などをチェック
また、こくみん共済 coop〈全労済〉の地盤診断サービス(https://www.zenrosai.coop/kyousai/kasai/groundsupportmap.html)では、自宅や勤務先、家族が住む場所などの住所を入力するだけで、地震・液状化・浸水の可能性などをチェック。
その地の地盤サポートマップが無料で作成・ダウンロードできるということで、来場者もあらためて自分が住む土地の特徴や危険度を共有していた。
こうした こくみん共済 coop〈全労済〉の防災リーダー診断・地盤診断サービスは、自宅のPCなどでもかんたんにチェックできるから、試してみてほしい。
もしものための体力チャレンジ!
また、SPARTAN RACEとコラボレーションした「もしものための体力チャレンジ」コーナーでは、もしも大地震が起きたときに、災害から身を守るための身体の動かし方を体験。
子どもも大人も、みんなで楽しく競争できるコースとあって、家族やグループで挑戦し、自分の体力を実感した。
さらに、自衛隊 東京地方協力本部が炊事車を使って自衛隊のカレーの炊き出しを試食できる「もしものときの食体験」や、東京消防庁の起震車で地震を疑似体験する「もしもを知る地震体験」なども、来場者の行列ができていた。
◆もしもフェス渋谷2022
https://moshimo-project.jp/fes2022/