いまもむかしも「ウォータースライダーといえばハワイアンズ!」といわれる理由、知ってる?
スパリゾートハワイアンズといえば、映画「フラガール」(2006年〜)、アニメ映画「フラ・フラダンス」(2021年〜)などの舞台として知られる、福島県いわき市にある巨大温泉リゾート。
中高年やシニアの人たちは「常磐ハワイアンセンター」として知られ、数々の物語を生み出してきた「日本のハワイ」、スパリゾートハワイアンズは、いまもカップルからファミリー、ソロ活と、「誰でも浸れる楽園」として愛されている。
そんなスパリゾートハワイアンズが、ウォータースライダーでいろいろNo.1を持っていることは、あまり知られていない。
ここへきていきなり「すべりゾート宣言」www
ってことで、スパリゾートハワイアンズはことし3月、いきなり、「すべりゾート宣言」。
なんでも、「ウォータースライダー好きの、スライダー好きによる、スライダー好きのウォーターパーク」と題して、園内の歴史あるウォータースライダーを次々とリニューアルする。
ウォーターパーク内の巨大ウォータースライダー、ワンダーブラックは、神々が住む山をイメージし「マウナ・ブラック」に、ワンダーリバーは神々の体内をイメージし「ラキ・リバー」に変更。
さらに、スライダーゲートをロゴやグラフィックで演出、階段アーチにもハワイに関する豆知識や神話などを紹介したサインプレートを設置し、スライダーの待ち時間も楽しめる仕掛けをいろいろ追加した。
さらに、ワンダーホルンは7月にリニューアル。ワンダーホルン乗り場は、ハワイの小人が住む神秘のジャングルフォールをイメージしたゾーンに生まれ変わり、名称も、回転する滝をイメージし「カプアニ・フォール」に更新する。
「スライダーといえばハワイアンズ」と誰もが認める理由
ここで、スパリゾートハワイアンズにあるウォータースライダーの歴史について。
まず1966年、「日本人が行ってみたい外国ナンバー1」だった「夢の島ハワイ」を国内で体現すべく、常磐ハワイアンセンターがオープン。
最初のウォータースライダーは、初代ウォータースライダーで、高さ15m、長さ70m、一直線に伸びる全4コースのウォーターシュート。
1986年には、高低差15m・全長110m のワンダーコース、高低差15m・全長120mのホルンコース、高低差8.6m・全長54mの初心者向けラッココースの3種類コースがある「ワンダーホルン」、1987年には専用の浮き輪に乗ったまま、川下りのように滑り降りる全長100mのスライダー「ワンダーリバー」がオープン。
続く1994年には、屋外ウォーターパーク内に、水中に落下するスライダー「ワンダースピン」が誕生(1996年終了)。1995年には外光を遮断した暗闇チューブのなかを滑り落ちるスリル満点スライダー「ワンダーブラック」がオープンした。
すべりゾート宣言するダンサーの背後にそびえる黒いチューブのワンダーブラックは、スタート台の高さ16.8m、高低差17.5m。全長131m。
コースの周囲が見えないぶん、体感速度と恐怖が倍増する、いまも大人気のアトラクションで、滑走スピードは40km/hに達する人も!
日本最長級の稼働日数、高低差・長さ日本一も!
そして、2017年には、高低差・長さ日本一のボディスライダー「ビッグアロハ」がオープンし、「日本一」の称号が加わった。
高低差は40.5m、ビル10階に相当する高さからスリリングなコースを体感でき、滑走者はスクリュー状にうねるチューブのなかをスピーディーに変化する景観、レインボーなどのブーガルー的グラフィックに魅了されてしまう。
全長約283mという日本一の長さから落ちていく時間は、もはや中毒性とも呼べるべきスリルが魅力となり、リピーターを増やし続けているアトラクションのひとつ。
オープン当初から、ウォーターパーク内のウォータースライダーは行列必至の大人気アトラクションとして注目を集め、開業から半世紀以上を経た現在も、子どもから大人まで、カップルでも楽しめる6機種11コースのスライダーをそろえている。
注目は、ウォータースライダーの数だけではない。
最新のボディスライダー「ビッグアロハ」は、高低差・長さ日本一!
そしてオープン以来56年間、一日も休むことなく稼働し続け(東日本大震災、コロナ禍での休館期間は除く)、現存するレジャー施設のウォータースライダーでは、日本最長級の稼働日数を誇る。
……そんなこんな、ウォータースライダー No.1 トピックスがいろいろあるスパリゾートハワイアンズ。
春になったらみんなで「スライダーといえばハワイアンズ」といわれるスパリゾートハワイアンズへ、行ってみて!
◆スパリゾートハワイアンズ
https://www.hawaiians.co.jp/
(画像撮影:佐々木龍)