Roblox(ロブロックス)は「みんな」のプラットフォームへ――最新の安全性強化「Roblox Kids」「Roblox Select」と、日本のクリエイティビティを世界へ届ける未来

世界で1億3,200万人以上が利用するオンラインサービス Roblox(ロブロックス)。

ロブロックスは、年齢を問わず幅広い世代がプレイし、多彩なエクスペリエンスを共有できる“みんなのプラットフォーム”だ。

ロブロックスは「安全で思いやりに満ちた、前向きな世界で人々のつながりを再構築すること」をそのビジョンとして掲げている。

世界各地から多くの人が集まり、ゲームや様々な体験を楽しんでもらう場であるからこそ、ユーザーの安全を守ることを何よりも重要な課題と考え、最新のテクノロジーを駆使しながら日々新たな対策を打ち出している。

前回の記事では、「安全性に関してこれほど真剣に話し合う企業は他にない」と話す加藤氏の話が印象的だった。

「子どもを守る機能」を備え 保護者にも透明性の高い管理環境を提供

2026年6月には主に若年層(16歳未満)のユーザー向けに新年齢別アカウント「Roblox Kids」と「Roblox Select」の提供がグローバルでスタートした。

ユーザーの年齢確認システムに基づき自動的に適用されるこの仕組みは、成長段階に合わせたコンテンツアクセス制限とチャット設定を一斉適用。「子どもを守る機能」を備えつつ、保護者にとっても透明性の高い管理環境を提供する。

なお、16歳以上の既存ユーザーの体験に影響を与えることはない。

家族の方針にあわせて体験を自由にカスタマイズ

各アカウントの詳細は以下の通りだ。

◆ Roblox Kids(5〜8歳対象)

最も強固な初期保護措置が適用され、厳格な選定プロセスを通過した「Minimal(最小限)」または「Mild(軽度)」レーティングの体験にのみアクセス可能。チャット機能はデフォルトでオフに設定されている。

◆ Roblox Select(9〜15歳対象)

「Moderate(中程度)」までのレーティングの体験にアクセス可能。チャット設定は年齢や地域に応じて最適化され、安全性を維持したコミュニケーション環境が提供される。

両アカウントともに、開発者のID認証、AIリアルタイム審査、コンテンツ審査という「3段階の厳格な評価基準」を適用。

センシティブなテーマや自由描画機能を含むコンテンツは初期設定で除外される。また、9歳でKidsからSelectへ、16歳で標準アカウントへ自動移行する「アカウント・プログレッション」も導入された。

保護者のための管理機能(ペアレンタルコントロール)の拡充

また、今回の「Roblox Kids」「Roblox Select」実装にともない、保護者がより安心してデジタル環境を子どもに提供できるよう、管理機能(ペアレンタルコントロール)を大幅に拡張した。

自身のアカウントと子どものアカウントを紐づけている保護者は、ゲームプレイの履歴やフレンドリストをリアルタイムで把握できるほか、コンテンツレーティングの制限、通信設定、スクリーン時間、および毎月の課金限度額を自在に管理できる高度なツールを利用できる。

以下の新機能および拡張機能も追加される。

◆ 管理権限の延長:詳細なゲームブロック機能やダイレクトチャット管理を含む特定の操作権限を、子どもが16歳になるまで延長。

◆ 詳細なゲーム承認機能の導入: 子どものデフォルトアカウント設定(制限区分)の枠外にある特定の個別ゲームについて、保護者が内容を確認した上で個別にアクセスを許可できる機能。

親子で楽しむ「Family Zone(ファミリーゾーン)」

単なる制限にとどまらず、ロブロックスは「親子が一緒にプレイするツール」としての役割も重視している。

2026年7月にリリースされた没入型3D体験「Family Zone(ファミリーゾーン)」は、親子で一緒にプレイしながら直感的に安全設定を学べる機能だ。

単なる連絡用メッセンジャーとしてではなく、「一緒に体験を共有する場」の中で自然なコミュニケーションを育める環境づくりを目指している。

加藤氏が語る未来:日本の「高いクリエイティビティ」を世界へ、そして活躍の場へ

今回の安全性強化の先に見据えるのは、ロブロックスが持つ「UGC(ユーザー生成コンテンツ)プラットフォーム」としての絶大な将来性だ。

ロブロックスの加藤氏は、日本人が持つポテンシャルと今後の展望について、強い想いを明かす。

「日本人は非常に優秀で、素晴らしいクリエイティビティや魅力的なIPをたくさん持っています。しかし、それが世界に十分伝わりきっていないのが現状です。

海外のIT・デジタル領域でトップとして活躍する日本人はまだ多くありませんが、環境さえ整えば日本の人々が世界で活躍できる機会はいくらでもあると考えています」

ロブロックスでは、自動翻訳機能の向上や開発ツールのハードル低下を進めており、日本のクリエイターが作ったコンテンツが瞬時に世界へ届く環境が整いつつある。

「ロブロックスは単に遊ぶ場所ではなく、自分のクリエイティビティを表現し、育む最高のツールです。

日本のクリエイターの方々にどんどん作品を作ってもらい、世界へ発信して、グローバルで活躍し、しっかりと収益を得られる(稼げる)世界を実現したい」と加藤氏は期待を込める。

子どもから大人までが安心して集える「安全なプラットフォーム」へと進化を遂げたロブロックス。

確かな安全基盤の上で、親子で体験を楽しむ場として、そして日本のクリエイティビティを世界へ羽ばたかせる挑戦の場として、その可能性はますます広がっている。