女子高生や女子大生がマストでスマホに入れてるアプリはなにか―――。これ、気になる。
SHIBUYA109エンタテイメント内の若者マーケティング研究機関 SHIBUYA109 lab. は、一都三県の500人以上の女子高生、女子大生を対象に、「スマホの中身」について調査。around20女子のスマホの中身をチェックした。
その結果、女子高生・女子大生のダウンロード必須という9アプリがこれ↓↓↓
◆LINE:電話とメールに代わるメインの連絡手段――――グループインタビューでは、仲の良い友達でも「LINEアカウントは知っているが電話番号は把握していない」という声が多数あった。
◆Twitter・Instagram・YouTube:情報源かつコミュニケーションツール――――around20の重要な情報収集源であり、コミュニケーションツール。最近は「友達と最初に交換するのは『LINE』ではなく『Instagram』のアカウント」という意見も多く、InstagramのDMでコミュニケーションを取り合い、親しくなってからLINEのアカウントを交換するという流れが主流に。理由として、彼女たちは日常のできごとをInstagramのストーリーズで投稿し、ストーリーズがきっかけでコミュニケーションが生まれるケースが増えていることが関係している。
◆TikTok:around20トレンドの起爆剤――――いま、around20の間でトレンドとなるアーティストや楽曲、インフルエンサーは、「TikTok」の投稿が話題を集め、人気になる事例が増えている。また高校生を中心に、「TikTok」で撮影したものを「Instagram」のストーリーズに投稿するなど、SNSを横断した動きもある。動画加工のツールが多いTikTokで作った動画を、コミュニケーションの中心であるInstagramのストーリーズでも拡散している。
◆SNOW・Ulike:自撮り用カメラアプリ、2つ以上は必要!――――昨年、自撮り用カメラアプリの平均ダウンロード数を調査したところ、平均2.7個という結果に。2020年の調査でも「必須アプリ」9選の中に、自撮り用カメラアプリが2つ入り、まさにaround20の特徴といえる。また、around20へのグループインタビューではカメラアプリを使い分けしているという実態も明らかに。「少人数での自撮りやスタンプ機能を楽しむときは『SNOW』、自撮りを盛りたい時は『Ulike』」「いっしょに写真を撮る友達と相談して使うアプリを決める」などの声があった。
◆メルカリ:お小遣い稼ぎに活用――――本調査では、ちょっとしたお小遣い稼ぎに「メルカリ」を利用しているというaround20が多いことがわかった。「いらなくなった『ヲタ活』グッズや洋服、コスメなどを販売している」という声や、「オリジナルグッズを作り販売している」など、おもに販売することを目的として利用している。また、定価では手が届かないブランド品を、少しでも安く購入したいさいに「メルカリ」を利用する、という声もあった。
◆LIPS:口コミチェックは欠かせない――――「LIPS」は、コスメやヘアカラー、ネイル、スキンケアなどの“口コミ”や“How To”がチェックできるアプリ。around20は“失敗しないための情報収集” に力を入れる傾向にあり、信頼できる人のお勧めする口コミを、SNSやアプリを駆使し入念にチェックしている。
また、アプリDLの参考情報は「友達の口コミ」、課金形態は「サブスク課金」「ちょい足し課金」を重視。
アプリ課金については、全体の44.5%に課金経験あり。課金経験のあるアプリ第1位は「ゲーム・エンタメアプリ(15.0%)」、第2位は「音楽アプリ(14.0%)」、第3位は「動画視聴(12.8%)」だった。
月々1000円以下の定額でコンテンツを楽しめる「サブスク課金」や、ゲームやコミュニケーションアプリ内での月500円未満のスタンプ購入など「ちょい足し課金」が多い傾向に。
また普段利用している有料音楽アプリランキングは、第1位「Apple Music(33.3%)」、第2位「Spotify(31.4%)」、第3位「LINE MUSIC(29.1%)」だった。有料動画視聴アプリランキングでは、第1位「Amazonプライム・ビデオ(45.1%)」第2位「Netflix(30.1%)」第3位「Hulu(21.2%)」という結果に。
そして時間帯。最もスマホを使用する時間帯は「寝る前」。寝落ちするまでスマホは手放さない傾向に。次いで「通勤・通学(77.0%)」「その他暇つぶし(75.8%)」という結果に。
寝る前のスマホでは、「動画視聴をしている」という回答が多くあがった。「寝落ち動画」という言葉もうまれ、around20は寝る寸前までスマホを手放さないことがわかった。