西武バス 67年ぶりにカラー刷新、鉄道路線を縦に結ぶクロスデザインで4月から運行開始

67年ぶりに車体デザインの変更に踏み切った西武バス。その新デザインが↑↑↑これ。

新カラーリングデザインは、「地域と温かく共存し、お客さまを包み込むような衣(クロス)となりたい」がテーマ。

西武バス路線は、西武池袋線・西武新宿線をはじめ、東武鉄道、JR中央線などの鉄道を「横の糸」とし、その横の路線に対して縦のバス路線「縦の糸」で結んでいる点が特長。

西武グループの一員であることを想起させるコーポレートブランドカラーを基調に、都心部から多摩・埼玉県西部に横へと広がる鉄道各線を、路線バス交通網が縦に結ぶイメージに。

新しいカラーリングデザインは、この鉄道(横の糸)とバス路線(縦の糸)が重なり、交わり、編み上げられていく交通網(物語)をcross(交差)とcloth(布・衣)でクロスデザインとして表現。これまでにない斬新なデザインにチャレンジしたという。

デザインは、西武バス社員による西武バスチャレンジプロジェクトメンバーが、沿線にゆかりのあるプロダクトデザイナー畠浩之監修のもと検討。4月下旬~5月上旬の運行開始をめざし動いている。

新デザイン車両の愛称は「S-tory(エストリー)」。2020年度は約40両(3月末現在での導入予定) が新デザインに。以降、車両代替にともなって導入していく。車両製造会社は、三菱ふそうトラック・バス、ジェイ・バス。

このほか、新デザインをシートモケット生地にも取り入れ車内デザインのリニューアルを図ったほか、最新安全装置をEDSS(ドライバー異常時対応システム)搭載し、快適性・安全性を向上させている。

カラーリングは、西武グループのコーポレートブランドカラー「Seibu Blue」「Seibu Light Blue」「Seibu Green」を基調に、ディープブラックやホワイトなど計8色を配色。

客室は、カラーリングデザインの変更に合わせ、シートモケット生地を変更。外観と同様にクロスデザインを採用した。

「S-tory」には、safety(安全)、smile(笑顔)、service(奉仕)、synergy(相乗効果)、そして西武のsを重ねている。