全国各地の路線バス事業者や自治体地域交通担当者、各メーカー担当者が、「既存の路線バス車両に、大学発の後付け(追加)システムで自動化できる」「自動運転バスの新車を購入するよりも現実的」と注目しているのが、埼玉工業大学 自動運転AIシステム。
この埼玉工業大学 自動運転AIシステムを搭載した路線バスが、同大学キャンパスがある地元 深谷市で、すでに自動運転レベル2で営業運転に就いている。
それが、深谷市 コミュニティバス「くるリン」(画像左 青色バス)。深谷観光バスが運行を担い、自動運転レベル2で、“地域の足”として貢献している。
この「くるリン」開発のベースとなった自動運転バスが、埼玉工業大学 スクールバスなどで活躍する、自動運転レベル2運用対応バス(画像右 白色バス)。
これが、自動運転AIバスの“あり方”を世に問う、“画期的な活用方法”に挑んでいる。
それが
自動運転バスを舞台にした地域活動
歌声サロン深谷メンバー試乗
埼玉工業大学 自動運転AIシステム搭載 スクールバス(JR高崎線 岡谷駅~同大学など)は、地元 深谷市の深谷公民館で活動するシニアむけ「歌声サロン深谷」メンバーを乗せて走る試乗会を2025年11月~2026年2月に計6回開催。
「歌声サロン深谷」メンバーが埼玉工業大学 自動運転AIシステム搭載 スクールバスに毎回20人試乗し、シニアたちが“自動運転AIバスのいま”を体感し、未来のモビリティに向けたワクワク・ドキドキを実感した。
地元のバスにワクワクドキドキ☆
「歌声サロン深谷」メンバーむけ埼玉工業大学 自動運転AIバス 試乗会は、全6回 毎回 満席。
深谷公民館でみんなで歌いあったシニアたちが埼工大 自動運転AIバスに乗ると、近い将来やってくる自動運転バスの“居心地”をすぐに体感。
自動運転レベル2(運転手あり)の、交差点などでスムーズに自動で止まる・曲がる・走るを体感し、ワクワク・ドキドキ。
シニア視点ならではの課題発見も
「歌声サロン深谷」メンバーたちも、地元 深谷市の路線バスが採算性やドライバー不足などの課題を抱えて営業路線を縮小していることを痛感している。
そこへ、埼玉工業大学 副学長(産学連携担当)自動運転技術開発センター長 渡部大志 教授が率いる自動運転AIシステム開発チームが手がける自動運転AIシステム搭載バスが走り出したことで、「地域の足が復活する」「もっと活動的な毎日が過ごせる」と期待を寄せる。
さらにシニアだからこその視点で、自動運転バスの現状と課題について、埼玉工業大学に「地元のためにこうなるといい」「深谷のためにここを改善してほしい」といった希望を伝えたことも、これまでの自動運転バス実証実験などにはない収穫となった。
シニアのワクドキが健康増進&地域貢献に
「地元に自動運転バスが走ってるってことも知らないシニアたちが、実際に乗ってみるともちろん、気持ちが高揚するわけですから、みんなワクワク・ドキドキする。
しかも路線バス車内というのは、あまり広くもないし、2人がけ席もゆとりがないから、そこで生まれる触れ合いもある」
―――そうかたるのは、今回の「歌声サロン深谷」メンバー埼工大 自動運転バス 試乗を率いる高田勝行さん。
自動運転バスの新しいあり方を地域の人たちと考える機会としてとらえた埼玉工業大学 副学長(産学連携担当)自動運転技術開発センター長 渡部大志 教授も、「シニアたちのこうしたワクワク・ドキドキといった気持ちの高揚が、ウェルビーイングに、地域の活気につながる」と期待を込める。
すぐ更新 バラせる 柔軟性 汎用性 冗長性
埼玉工業大学 自動運転AIシステムの優位性
埼玉工業大学 副学長(産学連携担当)自動運転技術開発センター長 渡部大志 教授率いる自動運転AIシステム開発は、既存の路線バス車両に自動運転AIシステム開発を“後付け”でき、さらに「すぐ更新できる、すぐバラせる、柔軟性・汎用性・冗長性があるソリューション」が特長。
現在、埼玉工業大学開発 自動運転AIバス くるリン(深谷観光バス運行)は、深谷駅 北東に点在する渋沢栄一の生誕地やゆかりの地をめぐる定時定路線 北部シャトル+周遊便(総距離37km 所要時間112分)を自動運転レベル2で運行し、後退(バック運転)をともなう駐車場内切り返し以外はほぼ自動(運転手は監視のみ)で走っている。
「自動運転バスの新車を購入するよりも現実的」
全国各地で運転士不足不足などの課題を抱える路線バス事業者や自治体地域交通担当者、各メーカー担当者は、「既存の路線バス車両に、埼玉工業大学の自動運転AIシステムを後付け(追加)で自動化できる」「自動運転バスの新車を購入するよりも現実的」と注目している。
いっぽう深谷市としては、地元の大学が開発した自動運転AIシステムで、地域交通を担う地元の深谷観光バスの車両を自動化でき、地域住民・市民がいちはやく自動運転バスの近未来を体感できるというメリットも生む。
さらに埼玉工業大学では、こうした“社会実装されていく教材”を、学生たちが日々進化させていき、地域の安全・快適な移動を実現させていくという使命感と楽しさを共有している。
◆ 埼玉工業大学
https://www.sit.ac.jp/
◆ 埼玉工業大学 自動運転
https://saikocar.sit.ac.jp/
