島根県 美郷町 かつての三江線 粕淵駅から旅する秘湯名湯で日常を流し去ってオールリセット 老舗旅館の絶品と山あいのおしゃれカフェで五感を研ぎ澄ませる“しまね旅時間”へ

ふぁあああああああああああああああ。最高だ。もうなにも要らない。

―――ここは島根県の山あいのおだやかなまち、美郷町(みさとちょう)。

美郷町の南は、もう広島県三次市(みよしし)。

島根県の山あいにあるから、鉄道は通ってない。いまは。

でも、7年前までは、“島根の絶景リバー”=江の川(ごうのかわ)に沿って、それこそ絶景ローカル線が走っていた。

そう。島根県 江津市(ごうつし)と、広島県 三次市を結ぶ、三江線(さんこうせん)。

この三江線の線路跡を旅すると、絶景・秘湯・絶品に、出会える。

トップ画像のような、秘湯にも―――。

千原温泉 千原湯谷湯治場でじっくり日帰り入浴

かつての三江線 粕淵駅からクルマで20分、三瓶山の南麓の山間、石見銀山街道沿いにある秘境温泉が、千原温泉 千原湯谷湯治場。

千原温泉は「切り傷・火傷・慢性皮膚病」に特効の「療養専門」の温泉として知られ、入湯 大人1回500円。

もう、すべての日常をここで流し去って、なんども再起動。ふぁあああああああああああああああああああ。

湯抱温泉の“温泉奇景”でじっくり身体を癒すのも、あり

そして、かつての三江線 粕淵駅 からクルマで北へ10分の湯抱温泉(ゆがかいおんせん)は、こちらもやはり石見銀山街道沿いにある秘湯。

江の川支流尻無川と湯抱川にあり、まるで時の流れが止まったような情緒ある温泉地で、自然に囲まれ川のせせらぎや木々、鳥、虫の音に癒される。

湯船とその周囲には、長年蓄積した温泉成分が、まるで千枚田のように広がっている“奇景”が印象的。こんな“景色”と癒やしも、美郷町までくれば、ありつける。

粕淵駅から歩いて7分、亀遊亭で絶品グルメを!

そして、粕淵駅から歩いて7分の「亀遊亭」(きゅうてい)で絶品グルメを!

この亀遊亭は、江戸時代の庄屋屋敷のたたずまいを残す日本旅館。格調高い日本庭園越に望む江の川とあわせた景色は、まさに絶景。

鮎料理をはじめとする川の幸から、美郷町の山の幸まで、ゆったりと流れる日本庭園の空間で体感できる。

最新の美郷町地元ごはんは「和洋猪食処またたび」で♪

そして美郷町で最新グルメスポットを体感したいなら、「和洋猪食処またたび」へ。こちらも粕淵駅から歩いて6分。

2022年にオープンしたばかりの注目店で、「山くじらラーメンセット」(ご飯・からあげ付き)は1,100円。

古民家をリノベーションしたおしゃれな空間で、美郷町の地元ごはんを体感する時間もいい。

そして美郷町絶品スイーツで、ティータイムも!

島根県の山間、石見銀山街道の街―――美郷町。最後は、和洋猪食処 またたび からすぐの「Patisserie sanglier」(パティスリーサングリエ)へ。

こちらも2022年にオープンしたばかりの注目スイーツ店で、毎日つくり立てのケーキと焼き菓子が自慢のケーキ屋さん。美郷町産のはちみつと三瓶高原牛乳をふんだんに使ったババロアも人気。

―――どう? 三江線 粕淵駅のまわりには、非日常の旅時間が“鈍く光る宝石”のようにいろいろあるでしょ。

このほかに、「カヌーの里おおちオートキャンプ場」でキャンプやカヌー体験といったアクティビティもあるから、一日じゅう、いや2泊も3泊もして、この江の川のほとりの集落時間を、じっくり体感したいところ。

広島方からも、松江・出雲方からも路線バスやレンタカーなどでアクセスできるから、気になる人は美郷町観光協会公式サイトをチェックして、行ってみて!

◆しまね観光ナビ
https://www.kankou-shimane.com/