「人間はここまで成し遂げられるのか」
世界中のモノやコトが AI(人工知能)が人間をうわまわる時代に、人間のチカラの可能性を決死のアタックで世に知らしめてくれる日本人がいる。
北田雄夫(きただ たかお)40歳
「情熱大陸」(TBS系 2017年)や、「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系 2021年)なども追いかける、アドベンチャーランナーの第一線で活躍する“超人”が、また世界中に衝撃を与える挑戦に成功し、帰国した。
それが、ヒマラヤ山脈1700kmレース
北田雄夫が4月9日~5月31日の51日間かけて挑んだ「ヒマラヤ山脈1700kmレース」は、地球上の最高峰 ヒマラヤ山脈で行われる“山岳最高峰レース”。
ネパールの西端から東端まで、総距離 1700km を 60日(レース前後行程含む)かけて横断する超人的なレースで、最高標高は 5700m超、累積標高差はなんと9万m、酸素は50%を下回るという壮絶・過酷な環境下で“自分との戦い”が続く。
しかも、賞金はなくすべて自己責任。
そんな壮絶 過酷 孤独 決死レースを支える技術が Garmin(ガーミン)。
携帯電話圏外で使える「inReach Mini 2」を頼りに
ヒマラヤ山脈1700kmレースなどのアドベンチャーランは、毎日設定された区間の“ルートどり”をすべて自分で決めて、リタイアを決めるのも自分。
各日、運営側からスタート地点とゴール地点だけがランナーたちに告げられ、あとはランナー自身がルートを設定し、アタックする。
ここで頼りになるのが、Garmin「inReach Mini 2」(ガーミン インリーチ ミニ 2)。
Garmin「inReach Mini 2」は、携帯電話圏外でも利用できる衛星コミュニケーターで、山岳高地や上空、海洋エリアなどの携帯電話圏外でもイリジウム衛星を使って現在位置が共有でき、メッセージ送受信や、SOS送信もできる。
スマウォ「Enduro 2」で体調管理
北田雄夫もヒマラヤ山脈の高地で、スマートフォンと Garmin「inReach Mini 2」を Bluetooth でつなぎ、メッセージを送受したり、マップ・ルートを共有したり、左手につけた Garmin スマートウォッチ「Enduro 2」ともつないで、自分の身体の状態、睡眠の質などをつねにウォッチしながらレースに挑む。
言葉にすることで自分も励まされる
北田雄夫は、この壮絶過酷レース中、Garmin(ガーミン)「MapShare」機能を使って位置情報や刻々と変わるレース状況を共有。
Garmin「inReach Mini 2」がイリジウム衛星を介して送受してくれる言葉に、「助けられたし、言葉にすることで自分も励まされる」と振り返る。
路頭に迷い、ひとりでヒマラヤの極寒の夜を明かすときも、妻とのメッセージ送受で励ましあい、運営者側にスマホで翻訳しフランス語で連絡をとりあうこともあったという。
睡眠スコアもチェック
睡眠の質も毎晩チェック。標高5000mを越える高地では、20台という低い睡眠スコアも出て、体調管理にも役立っているという。
高地で体調を崩したときは、睡眠スコアのほか、血中酸素や心拍数、ストレス度なども、つねにチェックして身体と前へ前へとすすみたい気持ちとのバランスをコントロールしているという。
こうしたメンタルとフィジカルのバランスについて、北田雄夫はこうたとえる。
「無になることが大事」
こうした Garmin(ガーミン)の「inReach Mini 2」や「Enduro 2」がつなぐ仲間や情報に支えられながら、道なき道を、荒野を、断崖絶壁を、ひとり淡々と走っていく北田雄夫。
北田雄夫は、技術や家族・仲間に感謝しながら、自分のメンタルバランスについて、「無になることが大事」という。
「モチベーションやテンションを上げればまた下がるときがくる。下がれば上げなければならない。そうした上がり下がりを極力なくしていくためにも、無になることが大事」
北田雄夫の挑戦は続く。
世界のランナーたちが「最も過酷」と恐れられるさらなる高みへ。「相棒」とたとえる Garmin(ガーミン)の「inReach Mini 2」や「Enduro 2」といっしょに挑む―――。