事業承継と更年期障害に共通する夫婦のコミュニケーションギャップ、その解決方法を教えてくれるオンラインセミナーが9月9日に開かれる。
題して「“妻の気持ちが手に取るようにわかる”男性経営者向けオンラインセミナー」。
9月9日 17時から Zoom で行われるオンラインセミナーで、男性経営者が対象。参加費無料、事前申込制。
セミナー内容は、夫婦・パートナー間での更年期コミュニケーションアプリ「よりそる」の高本玲代 代表取締役社長と、エヌエヌ生命保険カスタマーエクスペリエンス部「つぐのわ」小橋秀司 部長が、女性と男性の目線で次のようなテーマについて解説する。
◆更年期や「経営者の妻が抱えるモヤモヤ」について
◆女性が悩む「こころと体の不調」とは何かを解説
◆今日からできる、不調に悩む妻・パートナーへの接し方をナビゲート
◆質疑応答
参加希望者は、申込サイト（http://ptix.at/0512OP）に必要事項を記入しエントリーするだけ。申込締切は9月6日 17時まで。
後日、申し込み時に登録したメールアドレス宛に、視聴用 Zoom URL が送られてくる。
社会が抱える課題に新たな手法でチャレンジ
エヌエヌ生命保険「つぐのわ」（https://www.nnlife.co.jp/wife-succession）は、経営者の妻に向けた、現経営者の突然の経営離脱・相続発生時における事前準備を促すことで中小企業の円滑な事業承継を支援する「経営者の妻のための情報サイト」。
「つぐのわ」は今回、いま浮き彫りになっている夫婦のコミュニケーションギャップを埋めるべく、フェムテックサービス「よりそる」の取り組みに注目し、同セミナーを共同で開催。
エヌエヌ生命保険「つぐのわ」はこれまで、「経営者である夫に、『もしも』があったとき、継ぐのは妻かもしれません。突然のできごとに見舞われたとき、大切な家族を守るために、今できる『備え』がある」と伝えてきた。
普段より夫婦でのコミュニケーションを深め、夫の「会社への思い」を知っておくことも、いまできる備えのひとつであり、夫婦のコミュニケーションギャップを埋めるために経営者である夫が妻に働きかけることが、その一歩になると考えている。
今回の「つぐのわ」の取り組みは、夫へのサポートで妻の課題解決につなげることができるのか、社会が抱える課題に新たな手法でのチャレンジとなる。
5秒の会話で事業承継や更年期障害を抱える妻と夫の関係にも差が
経営者はどうしても仕事に時間を取られることが多く、そのぶん妻とのコミュケーション、会話の時間は少なくなることが多い。
そのコミュニケーション不足から、夫婦の間にコミュニケーションギャップが生じることもある。
少しのコミュニケーションギャップの積み重ねに、妻はモヤモヤした気持ちを抱え続けている。
とりわけ夫の万一のときに備えた、会社の事業承継など将来についての難しい話題は話しづらいものであることが調査でわかってきた。
事業承継は、夫の事故や病気など突発的な事情で行われることもある。
相互理解ができている夫婦とそうでない夫婦では、その後の事業承継に大きな差が生まれる可能性もある。
また、更年期で起こる女性のこころと体の不調についても、夫婦のコミュニケーションギャップという課題があることがわかってきた。
こころも体も不調な妻へ夫ができること、それは「夫から妻への働きかけ」。夫から妻への働きかけがあることで、妻の心のモヤモヤは軽減されるという。
たった5秒でも会話があることで、救われることもあるともいわれている。
夫の「会社への思い」を聞く5秒の時間があったか？
妻からは話しづらい話題を、夫から働きかけてケアしているか？
事業承継においても、更年期障害を抱えた妻と夫でも、大切なのは、日々のちょっとした夫婦のコミュニケーション、会話ではないか―――エヌエヌ生命保険「つぐのわ」はそう考え、今回のオンラインセミナーを開くという。
登壇者プロフィール
高本玲代（株式会社よりそる 代表取締役社長）
国連広報機関の支援事業「よりそる」代表。イトーヨーカ堂、帝人を経てアメリカでMBAを取得。その後ヘルスケアスタートアップ２社を経験後、現在進行形での更年期障害の経験を活かし、株式会社よりそる を立ち上げ。NHKあさイチなどメディア紹介40社以上。「家族や社会で乗り越える更年期」をスローガンに掲げ、POLAやデロイトトーマツで研修。日経ｘWOMAN、ヨガジャーナル、SNSなどで更年期の情報発信中。「更年期を社会課題に」と政府提言のための署名活動実施中。
小橋秀司（エヌエヌ生命保険株式会社 カスタマーエクスペリエンス部長）
2004年アイエヌジー生命（現エヌエヌ生命）に入社。営業や IT、プロジェクトマネジメント等の業務領域を経て、2018年に“顧客体験（CX）”特化のチームを立ち上げる。その後、2020年にカスタマーエクスペリエンス部を設立。お客さまへのインタビューやテストを繰り返し、真に必要とされる顧客体験の開発・強化を手がける。多くのインタビューを通じ、生命保険会社として「保険金だけに留まらないサポート」を提供する必要性を痛感。特に、先代の他界により「突然社長になった」後継者（特に先代配偶者）のサポートに強い想いを持つ。
