麻布大学がGoogle「G Suite Enterprise for Education」を国内の大学で初めて導入、オンライン授業の運用を強化

獣医学部(獣医学科/動物応用科学科)と生命・環境科学部(臨床検査技術学科/食品生命科学科/環境科学科)の2学部5学科と大学院(獣医学研究科と環境保健学研究科) で構成する麻布大学は、Google「G Suite Enterprise for Education」を、国内の大学で初めて導入。

この「G Suite Enterprise for Education」国内初導入で、オンライン授業の運用を強化し、ICT(情報通信技術)環境をさらなる充実を図る。

麻布大学は現在、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、ことし3月から学生のキャンパス入構を制限。4月からは全学部・全学科と大学院で、ビデオ会議ツール「Google Meet」によるオンライン遠隔式授業を実施している。

今回、麻布大学が国内の大学に先がけて導入した「G Suite Enterprise for Education」は、教育現場むけ統合ツール「G Suite for Education」に含まれるすべての機能のほか、高度なセキュリティ、詳細なデータ管理、充実したオンライン授業、コミュニケーションなどの高度なツールが利用できるアップグレード版。

麻布大学は、この「G Suite Enterprise for Education」を岐阜県岐阜市に本社をおく電算システムとともに導入検討。G Suite Enterprise for Education を全学的に利用できるライセンスを取得し、7月31日から本格運用をスタートさせ、非常勤を含む全教職員と学生が利用できるオンライン環境をいち早く整備した。

この G Suite Enterprise for Education の本格運用で、質の高いオンライン授業の運用にむけた体制を強化。とくに、1科目で約150名の学生が受講する講義がある獣医学部 獣医学科は、担当教員からのリクエストに応じ、履修学生全員が充実したオンライン授業を受講できるよう、ツールやICT環境の整備をさらに拡充させていく。

――― 神奈川県相模原市にあるひとつのキャンパス内で、人・動物・環境に関する教育・研究を実施している国内唯一の大学、麻布大学。

これまでにもオンライン授業を受講する学生の利用環境支援や経済的支援策などを施してきた麻布大学は、ことし創立130周年をむかえるのを機に、全学共通のデータサイエンス教育の推進を中核とした教育改革プロジェクト「麻布未来プロジェクト130」を展開。

最新の情報ツールを全学的に有効利用し、Society 5.0 時代にむけた人材育成プログラムを強化していく構え。