JR貨物の2020年4月のコンテナ・車扱合計輸送実績は、前年同月比 90.3%だった。
コンテナは、ことし4月が165万9000トン、2019年が184万9000トンで、前年同月比 89.7%。
石油・セメント・石灰石などの車扱(しゃあつかい)はことし4月64万トン。2019年が69万6000トンで、前年同月比91.9%。
コンテナは、新型コロナウイルス感染症による需要低迷の影響で、紙・パルプ、化学工業品、化学薬品、自動車部品、家電・情報機器、エコ関連物資などの品目で前年を大きく下回った。
食料工業品は現地生産化がすすむ清涼飲料水の荷動きが低調なほか、外食産業むけビールの輸送が減に。
いっぽう、農産品・青果物については北海道からの玉葱の発送が順調に推移し前年を上回った。
また、積合せ貨物が、在宅需要もあり堅調に推移。その結果、コンテナ全体では、前年比89.7%に。
車扱は、外出自粛の影響もあり石油が前年を大きく下回り、車扱全体では前年比 91.9%。コンテナ・車扱の合計で前年比 90.3%に。