ウォルターズ クルワー経営管理プラットフォーム CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management が国内本格展開、世界基準のESG情報開示にワンストップ対応 Wolters Kluwer

企業が持続可能に成長していくべく、世界各国の基準・法規制や機関投資家などで求められているESG(環境 Environment/社会 Social/ガバナンス Governance)指標。

温暖化や海洋汚染などの環境問題、人権尊重やダイバーシティの確保などの社会問題の解決にも配慮しながら、企業活動を行うことが不可欠となり、その判断基準としていまESGが注目されている。

日本でもサステナビリティ開示に向けての動きが本格化し、2023年3月決算の企業から有価証券報告書へ人的資本に関する情報の記載が義務化され、また遅くとも3年以内に有価証券報告書でのサステナビリティ開示が求められると考えられている。

こうしたステークホルダーに対する効率的かつ効果的なESG関連の情報開示が求められるなか、財務だけでなく、非財務情報についても可視化することが重要になってきた。

たとえば、気候変動に対応するため、CO2の排出量を業務レベルで把握し、レギュレーションに準拠したレポートをスピーディーに、正確に作成するといったことが考えらる。

「CCH Tagetik」最新版で企業の開示項目に関するデータマネジメントを高度化

こうしたESG経営のスマート化にむけて、「さらに非財務情報と財務計画を連動させ、将来の変化を予測・シミュレーションしながら、事業や製品に反映し、新しいビジネスモデルを構築していく、といったこともテクノロジーが可能にする」と打ち出し、世界1700社以上のグローバル企業が導入する経営管理プラットフォームが Wolters Kluwer(ウォルターズ・クルワー:Tagetik Japan)の「CCH Tagetik」。

医療、税務・会計、ガバナンス、リスク管理とコンプライアンス、法務・規制、経営管理・ESG の各分野における専門情報や、ソフトウェアソリューションを手がけるグローバル企業 Wolters Kluwer(ウォルターズ・クルワー:Tagetik Japan)は4月18日、経営管理プラットフォーム「CCH Tagetik」の最新版「CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management」を発表。

会場には、ウォルターズ・クルワー 経営管理 & ESG 部門 Karen Abramson(カレン・アブラムソン)CEO、同 CCH Tagetik 箕輪久美子 日本マネージングディレクターらが登壇し、新たに動き出すソリューションについて説明。

今回の「CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management」を日本市場に拡充させ、企業のサステナビリティ経営をさらに支援していくと伝えた。

CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management のポイント

ウォルターズ・クルワーは、日本企業が新たなグローバル ESG 規制、日本の金融庁の ESG 適用ロードマップにおける要件、そしてサステナビリティ基準委員会の「サステナビリティ開示基準の将来計画」で示された方針に迅速に対応できるよう、CCH Tagetik のポートフォリオを拡大。

今回の「CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management」では次の5点がアップデートした。

◆ ESG 指標を含んだ非財務情報と財務情報を含んだ企業全体の経営情報を一元化し、企業が変化に柔軟に対応できるよう支援。

◆ 定型業務を効率化し、戦略的な目標に集中することが可能に。

◆ 人工知能に基づく予測シミュレーションとインテリジェンスで、より的確な意思決定をサポート。

◆ 規制対応からの段階的アプローチにより、サステナビリティがコアにある新たな社会のなかでさらに成長するための事業戦略の構築を支援。

この CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management ソリューションを導入することで、日本の経営管理リーダーは、長期的かつ持続可能な成長を促進しながら、ESG 報告および開示要件に対応できる。

この監査に適した新しい機能は、ESG データと業務上の重要業績評価指標(KPI)の取得、統合、報告を促進するものという。

「日本の経営管理のリーダーが効率性を高め、意思決定を強化できる」

ウォルターズ・クルワー コーポレート・パフォーマンス&ESG 部門 カレン・アブラムソンCEO は、この CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management ソリューションについて、発表会でこう力説した。

「CCH Tagetik は、日本の CFO や経理・財務部門のリーダーが企業全体のデータを可視化し、接続し、分析することで、複雑なグローバル要件の管理、成長の促進、変化のナビゲーションを向上させるためのデジタル技術を提供してきた実績があります。

顧客の進化するニーズに対応するために ESG 機能を拡張することは、絶えず進化し、広範囲に及ぶ規制の課題に直面しても、日本の経営管理のリーダーが効率性を高め、意思決定を強化できるようにするという当社の取り組みを強化するものです。

ウォルターズ・クルワーはまた、昨年発表した EY とのグローバルアライアンスの継続的な拡大を受け、EY が日本においても経営管理ソリューション CCH Tagetik による大規模な経営管理プロジェクトの支援を可能にしました」

―――グローバル企業の長期的かつ持続可能な成長を促進しながら、ESG 報告と開示要件に対応させる CCH Tagetik ESG & Sustainability Performance Management 。

ウォルターズ・クルワー(EURONEXT:WKL)は今後も、深い専門知識とテクノロジー・サービスを組み合わせた専門的ソリューションを提供することで、顧客が日々重要な意思決定を行えるように支援していくという。

◆CCH Tagetik
https://www.wolterskluwer.com/ja-jp/solutions/cch-tagetik