渋谷の13大型商業施設が連動してファッションを発信する「渋谷ファッションウイーク 2023 春」のハイライト、「SHIBUYA RUNWAY」が3月19日、渋谷ヒカリエで行われ、ランウェイのまわりをうめつくしたオーディエンスの拍手喝采にわいた。
今回の「SHIBUYA RUNWAY」では、山口壮大 ディレクターが主宰する有志学生ラボ CULTURAL LAB. のディレクションのもと、ことし2023年に100周年をむかえる文化服装学院から特別に選抜された学生が、最新作品をまとってランウェイ。
そこへ、過去に生み出されたファッションスタイル約1万点をAIが機械学習し、時代ごとに紐解いた未知のアーカイブスタイルとして生成した映像をステージビジョンに映る……。
この文化服装学院 学生の描くスタイルとAI映像が、見事にコラボし、コレクションピースがショー全体を彩り、オーディエンスは拍手喝采。
そこで、「SHIBUYA RUNWAY」の超最新シブヤコレクションを、山口壮大 ディレクターのメッセージを添えてビューしていこう。
文化服装学院有志学生ゼミ“Cultural Lab.”は、
日々変化する“美しさ”を多様な視点で捉え、
社会の中で実験的に伝える試みを通して
ファッションの定義そのものを問い掛け、
探求してきました。
今回のファッションショーでは、
本年 100 周年を迎える文化服装学院の歩みを日本のファッション史と位置付け、
偉大なデザイナーのマスターピースや時代を築いたコレクション、
ストリートを風靡した現象を
未来を担う学生の
多様な視点で新たに紐解き、
ファッションの変遷として一望することをテーマとしています。
演出面では、
往年の日本のデザイナーが
これまでに生み出してきたスタイル約 10,000 点を
AI による機械学習で時代ごとに紐解き、
各時代に発表されていなかった
未知のアーカイブスタイルとして生成。
学生が紐解いたスタイルと映像の中で呼応する
実験的なコレクションピースとして、ショー全体を彩ります。
時代を主観的に感性で捉え、
情緒として紡ぐ学生の視点と、
時代を客観的に知性で捉え、
妥当として描く AI の視点による
“新しい”アーカイブスタイルの様相を通じて、
古びた既知のスタイルの、
新鮮な新しさにご期待ください。
大西賢治 実行委員長も「人それぞれの装いを渋谷で楽しんで」
「ファッションカルチャーの年表を体感するかのようなランウェイショーを楽しんでいただけたらうれしいです」と語る、渋谷ファッションウイーク実行委員会 大西賢治 実行委員長(渋谷道玄坂商店街振興組合理事長)。
「渋谷は多様なファッションを包み込む街。そして、いつの時代もカルチャーを生み出し、発信してきました。人それぞれの装いを渋谷で楽しんでください」
―――「渋谷ファッションウイーク 2023 春」は、3月11~31日、cocoti SHIBUYA、SHIBUYA109渋谷店、渋谷キャスト、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエ、渋谷ヒカリエ ShinQs、渋谷マークシティ、西武渋谷店、東急プラザ渋谷、MAGNET by SHIBUYA109、RAYARD MIYASHITA PARK、Bunkamura で開催。詳細は、公式サイトへ↓↓↓
https://www.shibuya-fw.com/