ギリシャ サントリーニ島を想わせる、白亜のスクエアな建物が並ぶ―――。こんなの下北沢じゃない。思わずそうつぶやいてしまうほど。
線路やホームが地下へと移った下北沢駅の地上が、こんな光景に変わっていた。
ポストコロナ時代でも心地よい空間へ
設計は有限会社ジェネラルデザイン一級建築士事務所、ランドスケープデザインはDAISHIZEN。
従来のビル型商業施設とは一線を画し、大小さまざまな建物が軒を連ねる低層分棟形式の施設構造と、そのそれぞれに店主の顔が見える個性的な店舗が入居するのが特徴。
施設の大部分を占める屋外空間はテラスやベンチ、豊富に施された植栽の緑がすがすがしく、ポストコロナ時代でも心地よい、個店街を散策・回遊しながら、「まるで下北沢の街並みをそぞろ歩きするような楽しさ」が感じられるという。
商業空間『reload』は6月16日に開業
GREENINGは、小田急電鉄が推進する1.7kmの鉄道跡地開発プロジェクト「下北線路街」で、下北沢駅東側に位置するこの商業空間『reload』を6月16日に開業させる。
また同社は、この施設をマスターリースし、テナント誘致や、ホームページ制作をはじめとする開業販促、今後は施設運営やエリアマネジメントなど、開業期から運営に関わるプロジェクトを担う。
GREENINGは、「線路跡地という開発背景や下北沢ならではの文化を意識しながらも、複数区画にわたり運営・エリアマネジメントに取り組むことで、街区全体での回遊や賑わいを生み、新たな下北沢の街づくりに貢献していく」という。