栄養士って、こんなことも教えてくれるんだ!
―――そう感じたきょう。8月4日、実はエイト(8)ヨー(4)で「栄養の日」。
そこで、管理栄養士・栄養士 約5万人で組織された職能団体 日本栄養士会は、「栄養の日・栄養週間 2023」のテーマを「間食の、すすめ!」とし、多様化するライフスタイルにあわせて“間食”も取り入れた柔軟な食を提案。
画像は8月2日に開催した「栄養の日・栄養週間 2023」市民公開講座 収録イベントで登壇した「栄養の日・栄養週間 2023」アンバサダー溝端淳平と、日本栄養士会 鈴木志保子 副会長。
「間食の、すすめ!」を提唱する理由と根拠や、忙しい毎日に役立つ「間食」の取り入れ方をみんなで共有した。
栄養の日・栄養週間 2023 が推す「間食の、すすめ!」ってなに?
栄養の日・栄養週間 2023 が推す「間食の、すすめ!」ってなにか―――。
そんな疑問に、日本栄養士会はこう教えてくれる。
「間食というと『太るから控えるべきもの』というイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、『間食』は多様化しているライフスタイルに 役立つものであり、現代人が抱える食の課題を 解決するひとつの方法でもあります」(日本栄養士会)
溝端淳平も納得する「間食のとり方 5か条」に注目
8月2日「栄養の日・栄養週間 2023」市民公開講座 収録イベントでは、「栄養の日・栄養週間 2023」アンバサダー溝端淳平がこんな悩みを明かした。
「僕らの仕事は現場によって、演じる役も違えば、毎回職場が変わるようなものなので…逆に言えば普段の生活は一定に保ちたいとは思っています。
いま演じているのが小説家の役なのですが、ほとんど家にいて、あまり体を動かしたり、運動をしたりしないので、少し痩せ細っているくらいが良いのではと思い、体重を落とす意味でも朝食をバナナと豆乳だけにしています。
大河ドラマで今川氏真を演じているときは、血の気の多い役だったので、エネルギーが出るようにお肉をたくさん食べてみたり、そういう意味では役によって食事の変化はあるかもしれないですね」(溝端淳平)
そんな溝端淳平に「間食のとり方 5か条」
そんな溝端淳平に、日本栄養士会 鈴木志保子 副会長は、「間食のとり方 5か条」を教えてくれた。
(1)おやつとは位置づけが違うことを理解する
(2)自分にとって1日に必要なエネルギー・栄養素の量を把握する
(3)1日に食べる総量は変えない
(4)ライフスタイルに合わせてとり入れる
(5)管理栄養士・栄養士に相談する
―――これを知ると、「うーん、かかりつけの医師や薬剤師と同じく、栄養士もつながっておきたい」と思ってくる。
栄養士が考案した「間食レシピ」にも注目!
また「栄養の日・栄養週間 2023」では、管理栄養士・栄養士が考案し、SNSに投稿した「間食レシピ」の人気投票(レシピ投稿数:427/総投票数:11,558)を行い、獲得票数の多かった5点の作品を「間食レシピ」オブ・ザ・イヤーとして表彰。
その代表に「もちもちフルーツヨーグルト」を投稿した松尾真里 栄養士が表彰式のステージに登壇。
「間食の、すすめ! というテーマでレシピを考えて、これまで三食が大事と思っていたのですが、食べられない人というのがすごく多く、ご高齢者さんだとどうしても栄養不足になることが本当に多いので、ぜひこの機会に“もっとつくりやすい、食べやすい”ような、間食を考えて、みなさん提供できればと思います」(松尾真里 栄養士)
日本栄養士会もそれぞれの「間食レシピ」に高評価
日本栄養士会は、この松尾真里 栄養士作「もちもちフルーツヨーグルト」について、「食事で主菜や副菜などのおかずに使用されることが多いライスペーパーを、間食としてフルーツと組み合わせたところが新しいレシピ」と。
「間食の目的によって、エネルギーを摂取したい人には、ヨーグルトをカスタードに変えたり、エネルギーの摂取量を抑えたい人には、果物の甘みを生かしているので、砂糖の使用量を抑えたりすることでアレンジできます」(日本栄養士会)
管理栄養士・栄養士に相談する―――これ大事
―――日本栄養士会の「間食のとり方 5か条」が、あまりにも衝撃だった「栄養の日・栄養週間 2023」市民公開講座 収録イベント。
間食のほか、自分の人生のなかで、「管理栄養士・栄養士に相談する」ってこともガチで大事だと、このイベントで実感した。
◆栄養の日・栄養週間 2023
https://www.nutas.jp/84/2023/
特別協賛:Jミルク、ゼスプリ インターナショナル ジャパン、ヤクルト本社、明治、伊藤園
一般協賛:味の素、林原、日本即席食品工業協会