東急田園都市線 藤が丘駅前の再整備素案を公表、総合病院やレトロ商業施設の建て替えを軸に検討

神奈川県横浜市青葉区藤が丘。東急田園都市線 藤が丘駅の新しい駅前風景がみえてきた。

横浜市・東急・昭和大学の3者は、「藤が丘駅前地区再整備基本計画(素案)」を公表。「藤が丘駅周辺の新たなまちづくりの推進に関する協定」にもとづく検討状況を取りまとめた。

3者は、藤が丘駅前にある昭和大学藤が丘病院(築44年)や藤が丘ショッピングセンター(築52年)が老朽化し、建て替え時期をむかえていることから検討をスタート。

今回の図は、医療施設がまちなかに立地する特徴を生かし、隣接する駅前施設や公園、商店街と連携した、一体的なまちづくりにむけた素案。

この再整備素案では、藤が丘ショッピングセンターを含むエリアを「駅前街区」、昭和大学藤が丘病院を含むエリアを「公園・病院街区」、サイゼリヤ 横浜藤が丘駅前店を含む沿道エリアを「沿道街区」と分けて構成。

駅前街区は、藤が丘ショッピングセンターの建て替えや、駅前に交通広場を置く想定。

また、現在の昭和大学藤が丘病院は、現 藤が丘駅前公園のスペースに移り、病院跡地に公園・オープンスペースを置く想定。

現在の病院を残したまま新たな病院を駅側に建てていくことで、工事期間中の病院機能を継続していく構え。

3者は今後、意見を募りながら原案を作成し、都市計画手続きを経て、2022年度から具体的な再整備事業へとすすめたい考え。