酸っぱうま お酢かけ&追い酢 新習慣 お酢で便通改善できるってマジ!? それよりも意外な発見が…

「食酢(お酢)を使った料理を週1回以上食べる人は、毎日排便がある傾向だったことを初めて明らかにしました。

毎日排便があることは、腸の健康や全身の調子を整えるために良い状態とされています。

食酢が便通の頻度に影響を与える可能性は、日常生活における健康維持において重要な発見であり、多くの人の生活改善に役立つと考えられます」

―――そんな研究結果を公表したのは、Mizkan Holdings中央研究所(ミツカン中央研究所)と鹿児島大学 大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学分野 大石充教授。

鹿児島県垂水市で行った健康チェックデータを分析した研究結果で、「これほんと!?」ってことで1週間、おうちで食べる食事にお酢を組み合わせてみると……。

カレーに酢の物 まずは疲労感が……

「酢の物の小鉢(ワカメ酢やもずく酢など)、酸味を感じるおかず(酢豚など)、酸味のあるドレッシングをかけたサラダの摂取頻度が多い人ほど、毎日排便がある傾向が明らかになりました」(ミツカン中央研究所)

ということで、まずは大好きなカレーライスに、福神漬やらっきょうの代わりに玉ねぎとワカメをお酢であえた“酢の物”を添えてみる。

カレーとお酢のおかげか、まず実感するのは猛暑が続く毎日に、カレーと酸っぱい酢をいっしょにとると、疲労感がすーっとやわらぐ感じ(個人差あり)。

レバニラなどの惣菜にお酢をかける

たとえばスーパーの惣菜コーナーで売ってるレバニラや唐揚げに、お酢をかけてもGOOD。

レバニラはレンチンして温めて、そのまま食べると真夏は“しつこさ”を感じるときもある。

そんなとき、後半の味変として、お酢をかけると、酸っぱさで油が切れるような感覚で、またうまいw

アジの南蛮漬けに“追い酢”

南蛮漬けは、魚介類や鶏肉などを油で揚げたあと、ネギや玉ねぎ、唐辛子などの香味野菜を加え、甘酢に漬け込んだ料理。

もともとお酢に浸かってるけど、ここにさらにお酢を足して“追い酢”でさらに酸っぱくすると、これまたうまい。

スーパーの惣菜コーナーで売ってる南蛮漬けは、ちょっと甘かったりする。そこに、米酢や穀物酢をさっとかけるだけで、キレのある酸っぱさで、さらにうまくなる。

夏の王道 冷やし中華にも“追い酢”

夏の冷やし中華、最高。

この冷やし中華のスープにも甘酢やお酢が入ってるけど、これも“追い酢”でさらにおいしく。

お酢と和がらしが混ざり合うと、これまた旨味アップ。

個人的にはお酢をどばっとかけて、麺にも具にもしっかりスープを浸しながら食すと、酸っぱモリモリうまい!

ジップロックでかんたん酢漬けに挑戦

そして、「人に自慢できる」「料理やってる感を出せる」のが、ジップロックでかんたん酢漬け。

たとえばミニトマトやキュウリを、ジップロックに入れて、そこに酢で浸すだけで、完成。

冷蔵庫で1〜3日漬けると、これが冷たくてめっちゃうまい。ビールにもご飯にも、あう。

実際にミニトマトとキュウリを漬けてみると、キュウリのほうがよりお酢に浸かって、酸っぱうまい!

「お酢の健康向上への新しい効果」

「高齢化率43%の鹿児島県垂水市で行われている多職種による高齢者コホート研究「垂水研究」の解析により、食酢を用いた料理を摂取する習慣がある方々の便通が良いことが示されました。

さらなるデータの積み重ねは必要ですが、お酢の健康向上への新しい効果として大いに期待しています」(鹿児島大学 大石充教授)

―――大石先生のこんなコメントを聞いて、毎日、お酢をなにかしらに加えてみたら、もともと便通はいいほうなので、激変はしないけど、1日に2回出る日も……。

もっと大きく実感したのは、この猛暑のなかでも「うまいうまい」と食欲がわくことと、疲労回復がいい感じ(個人差あり)。

“お酢かけ”“追い酢”習慣、継続決定

ミツカン中央研究所も、気合はいってる↓↓↓

「本研究は、このような食酢の新規の機能性を見出した最初の報告となります。

そして、手軽に摂取できる食酢が排便頻度に影響しうるという重要な発見は、便通不順や便秘に対する新しい食習慣アプローチとなりうることが示唆され、今後の研究にさらなる期待が持てる結果となりました」(ミツカン中央研究所)

―――ってことで、とにかく酸っぱうまいから、“お酢かけ”“追い酢”習慣、継続決定。