IEEE栄誉賞金を200万ドルに増額した理由、期待すること_IEEE 会長 Thomas M. Coughlin CEO が語る

人類の利益のために技術を発展させることを目的とした、米国に本部を置く世界最大の電気電子技術者協会―――IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:アイ・トリプル・イー)。

航空宇宙システム、コンピュータ、通信、生体医工学、電力、消費者向け電子機器など、世界160か国以上で活躍する40万人超の会員が属する IEEE が、毎年開催れているアワードが、IEEE栄誉賞。

その 2025年 IEEE 栄誉賞「2025 IEEE VIC Summit and Honors Ceremony」が、2025年4月23~24日、ヒルトン東京お台場で日本初開催される。

IEEE 栄誉賞金を200万ドルに増額

また、「2025 IEEE VIC Summit and Honors Ceremony」(2025/4/23.24 @ヒルトン東京お台場)から、IEEE栄誉賞の賞金を200万ドルに増額する。

2025年2月には、IEEE栄誉賞受賞者が米ニューヨークで開催される専用記者会見に登壇。その模様はライブ配信されて、功績と栄誉が世界中へと伝えられる。

記者会見ライブ配信は、こちらから登録を↓↓↓
https://engage.ieee.org/medal-of-honor

―――そこで、2025年 IEEE栄誉賞 東京開催からなぜ賞金を200万ドルに増額したか。IEEE会長 Thomas M. Coughlin(トーマス・M・コフリン)CEO に聞いた。

功績を正当に評価

―――今回、賞金を増額した理由や、増額で期待することは?

IEEE 名誉賞は1917年に創設されました。その後の100年以上にわたり、技術、工学、科学における革新と進歩は、わたしたちの世界にますます大きな影響を与えてきました。

IEEE は、この名誉ある賞を、人類に貢献した、傑出した個人とその功績を正当に評価するものとして、IEEE は賞金を200万ドルに大幅に増額しました。

この賞金増額は、IEEE が人類の利益のために技術を進歩させることを使命とする公益法人としての役割を強調する動きでもあります。

重要性、独創性、社会へのインパクト

―――日本人の受賞者は出ると思われますか?

IEEE 名誉賞は、技術・工学・科学の分野において、卓越した貢献を果たした個人または3人までのチームに授与します。

IEEE 名誉賞の選考基準には、功績の重要性、独創性、社会へのインパクト、専門分野へのインパクト、功績に関連する出版、特許などが含まれます。

この基準を満たす者であれば、誰でも受賞候補者となる可能性がありますが、IEEE 2025 名誉賞の候補者は、現時点では非公開です。

業績の重要性を広く発信

2025年度 IEEE 名誉賞の受賞者は、来年初頭にニューヨーク市で開催される記者会見で発表されます。

表彰される業績の重要性を広く知らしめるため、記者会見はライブ配信されます。

2025年 IEEE 名誉賞と、その他の注目度の高い IEEE の賞は、2025年の IEEE 栄誉賞 授賞式で受賞者に授与されます。

この授賞式は、2025年4月23~24日に東京のヒルトン東京お台場で開催されます。ご期待ください。