ミント系板ガムの定番といえば、ロッテのロングセラーブランド「グリーンガム」「クールミント」。
この2品が6年ぶり14回目のリニューアル。4月6日からコンビニなどで発売している。
その進化のポイントは、「大人のエチケットガムとして長年親しまれてきたグリーンガムが『よりスッキリとして、リフレッシュできる味わい』に、ペンギンのパッケージでおなじみのクールミントガムは、『ひんやりとした味わいとスッキリ感を強化した味わい』に進化した」という。
4月9日のロッテグリーンガム&クールミント説明会では、ロッテ マーケティング本部 ブランド戦略部 毛利彰太氏、ロッテ中央研究所チューインガム研究部 海老原京太氏が登壇し、こう説明した。
グリーンガムはより軽やかでスッキリ、クールミントはよりひんやりシャープに
グリーンガムには、ミントの瑞々しさにこだわりぬいた「初摘みミント」を使用(ミントオイル中)。ミントの産地と蒸留方法の研究により、グリーンガムのやさしい味わいはそのままに、軽やかでスッキリとした味わいにリニューアル。
「初摘みミントは、ペパーミントの花が咲く前の最初に刈り取ったミント(ファーストカット)のこと。この初摘みミントは、雑味が少なく、フレッシュでバランスの良い香りが特徴。グリーンガムには、初摘みミントだけを使用し、ペパーミントらしいナチュラルな香りを表現している」(毛利彰太氏)
「新しいグリーンガムには、雑味の少ない高精ミントをブレンドすることで、これまで以上に軽やかでスッキリした味わいに仕上がった」(海老原京太氏)
また、ガムの外側にはミントフレーバーパウダーも配合し、噛み始めからミントの香りの広がりを楽しめる。
クールミントガムには、「減圧蒸留ミントを配合。グリーンガムよりもひんやりシャープな味わいに仕上がった」(海老原京太氏)という。
ひんやりミント製法を採用し、スッキリ爽やかさが増加。
まるで南極の風が吹くように、ひんやりとしたスッキリ感を楽しめる。
こちらもガムの外側にはひんやりパウダーが配合し、噛み始めからスッキリ感が口の中に広がる。
グリーンガム・クールミントガムのこだわりと歴史
グリーンガムの誕生は、1957年。当時はまだガムは子どもむけのイメージが強いお菓子というイメージだったこのガムを、大人の嗜好品として発展させるべく、グリーンガムをロッテが開発。「お口のエチケットガム」として発売され、ガムが若者や大人の間で広まった。
1960年に誕生したクールミントは、「ロッテのガムは甘すぎる」という声から登場した品。1956年にロッテが南極観測隊用にチューインガムを提供していたことから、ペンギンと月をモチーフにしたパッケージデザインで登場し、現在に至る。
毛利彰太氏はロッテグリーンガム・クールミントガムのこだわりについてこう伝えている。
「現在、ロッテでは、ミントを生産している現場を定期的に視察。ミント畑を観察して生育状況を把握するだけでなく、現地の生産者との信頼関係を構築することで良質なミントオイルのみを安定して入手している」
「気持ちのリフレッシュを提供するガムとして、味わいもパッケージも新しくなったグリーンガムとクールミントガムを、ぜひ」(毛利彰太氏)