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業務管理 Wrike に新機能「Datahub」実装_ビジネスのスピードと正確性が大幅向上、分散したデータを一元化し統一ワークフローで効率化&可視化 戦略的アクションを加速

いま、多くの企業では、タスクやプロジェクト管理に必要な情報が、スプレッドシート、CRM(Customer Relationship Management)、ERP(Enterprise Resource Planning)などの外部システムに分散しているため、情報の転記やデータ不整合が発生し、多くの時間が浪費されている。

こうした企業内の分散したデータを一元化し、統一されたワークフローで業務を効率化し、ワンストップで解決できる革新的な機能が、ワークマネージメントプラットフォーム「Wrike」に実装された。

それが、Wrike の新機能「Datahub」

コラボレーション、創造性、そして毎日の目標を超えることを目指すチームや組織のために構築された「最も強力なワークマネージメントプラットフォーム」といわれる Wrike(https://www.wrike.com/ja/)は、すべての作業をひとつの場所に集約し、複雑さを取り除き、生産性を向上させ人々が最も意味のある仕事に集中できるツール。

この Wrike に実装された Datahub は、業務データとプロセス管理を Wrike 上で統合し、効率的なワークフローを実現する革新的機能。

これにより、組織全体でデータの一貫性を保ち、迅速かつ確実な意思決定を可能にし、前述のような課題を解決し、リアルタイムで更新される唯一の信頼できる情報源(SSOT– Single Source of Truth)へとアップデートできる。

「ビジネスのスピードと正確性が大幅向上」

Wrike Japan が10月16日に都内で開いた発表会には、Wrike トーマス・スコット(Thomas Scott)CEOは、Wrike 新機能「Datahub」の優位性について、こう伝えた。

「Datahub は、Wrike のプラットフォームを使う全てのチームが、単一のデータソースをもと業務プロセスを管理し、データ主導の意思決定を迅速に行えるようにする画期的な機能です。

従来、企業は複数のシステム間でデータを管理する際に効率の悪さを感じていましたが、Datahub により、その障壁を取り除き、ビジネスのスピードと正確性が大幅に向上します」(Thomas Scott CEO)

「今後も積極的に新機能を開発」

また、Wrike Japan 泉谷浩成 カントリーマネージャーは、「日本のお客様は、日々の業務で細かなデータ管理に多くのリソースを費やしている現状があります」と前置きし、こんな想いを伝えた。

「今回の Datahub による製品アップデートが、こうした非効率の課題を解決するための新たなソリューションとして期待されています。

Wrike Japan は、Datahub を通じてすべてのユーザーが効率的に業務を遂行できる環境を提供することに全力を尽くしています。

今後も積極的に新機能の開発を進め、さらに多くの業界へ革新を広げ、日本企業の成長とデジタルトランスフォーメーションを支援していきます」(泉谷浩成 CM)

―――そんな期待を込めて実装されたWrike 新機能「Datahub」について、ここから特長をチェックしていこう。

より包括的な業務プロセス管理を実現

Datahub は Wrike 内でデータを統合し、異なるアプリケーションの切り替えを不要にする新機能。

スケーラブルなリレーショナルデータベースとして、タスクの計画、追跡、管理を効率化し、部門間のデータをワークフローに統合する際に生じる課題を解消してくれる。

現在、多くのデータ管理が Wrike の外部で行われ、ユーザーはカスタムフィールドや外部スプレッドシートで対応している。

Datahub は、これらのデータを Wrike 内で一元的に保存、移動、操作することを可能にし、Wrike の利用価値をさらに高め、より包括的な業務プロセス管理を実現させる。

SSOT(信頼できる唯一の情報源)

Datahub は、すべての業務データを Wrike に統合し、常に最新の正確な情報にもとづいて業務を管理するための信頼性の高い唯一の情報源を提供。

一元管理でデータの二重管理を解消

Wrike 上でデータを統合管理することで従来のスケジュールやリソース管理情報だけでなく、ファイナンス、労務、サプライチェーン、広告成果など各部門・業務に組み込まれているデータ関連作業を効率的に管理できるようになり、データの二重管理による時間の無駄を削減する。

迅速な意思決定支援

Wrike のダッシュボード機能を活用して統合管理されたデータを視覚化することで、チームはより迅速かつ正確な意思決定が可能に。

Wrike の優れた可視化とデータ管理機能を組み合わせることで、データを総合的に把握し、戦略的なアクションにつなげられる。

部門間連携の促進

Datahub は、共通のデータ基盤を提供することで異なる部門間での情報の非同期を解消し、組織全体での連携を促進。

―――そんな新機能 Datahub で業務革新を革新させる Wrike は、働き方の変化にともなう、効率性、AI、従業員の幸福度に関する調査結果「2024 Impactful Work Report」を公表したから、ここでチェックしていこう。

調査方法:Wrike は Sapio Researchと連携し、米国、英国、DACH(ドイツ・オーストリア・スイス)、フランス、日本のビジネスリーダー1,000人およびナレッジワーカー2,500人を対象に調査を実施。いずれも従業員500人以上の企業を対象。

仕事量は増えても生産性は低下

本レポートで明らかになった最も切実な課題のひとつは、仕事量は増加しているが生産性は低下しているという矛盾。

ナレッジワーカーはこの1年間で仕事量が31%増加したと回答した一方で、ビジネスリーダーに至っては、チームの仕事量が46%増加したと回答した。

こうした業務量の高まりに反して、ナレッジワーカーは自身の業務の中でインパクトの大きい仕事は54%にとどまると回答したのに対し、ビジネスリーダーは自身の業務の57%がインパクトの大きい仕事だと回答した。

このギャップにより、バーンアウト(燃え尽き)や不満が広がっており、自分の仕事に満足していると回答した従業員は3分の2未満にとどまっている。

Carvana Dan Wallack シニアプログラムマネージャーは次のように伝えている。

「Wrike を導入したことで、プロセスの合理化や全体的な効率向上など、当社の業務は大きく変わりました。

私はシニアプログラムマネージャーとして、特に可視性とコラボレーションの向上に価値を感じています。

柔軟なレポート作成やシームレスな連携など、一連の強力な機能により、大規模なエンタープライズポートフォリオの管理がこれまでになく容易になりました。

Wrike のカスタマイズ可能なワークフローや効率的な拡張性により、生産性を維持し、絶え間ない需要に対応することができます。さまざまな競合ソフトウェアを検討したうえで、Wrikeが最善の選択肢だと確信しました」

効率性向上の施策だけでは不十分?

企業はこの2年間、静かな採用(quiet hiring)やテクノロジーの統合からAIまで、効率性向上のためのさまざまな施策を導入してきた。

しかし、本レポートでは、その効果はまちまちであることが示されている。ビジネスリーダーは、AIによって自身の業務の32%がサポートされていると回答した一方、ナレッジワーカーの間ではこの数値はわずか14%だった。

生産性向上に対するAIの貢献度については、ビジネスリーダーの方が楽観的であり、80%がAIなどの新たなテクノロジーへの投資が生産性向上につながったと考えられる。

これに対して、ナレッジワーカーの方が懐疑的で、これらのテクノロジーが業務の効率化につながっていると回答したのは51%にとどまりました。

職場でのAI導入が広がる一方で、業務負荷の軽減や生産性向上に寄与しているとは言い難い状況だ。

非効率がおよぼす財務的影響

本レポートでは、職場における非効率がおよぼす財務的損失についても算出し、非生産的なミーティングや重複作業などの不必要な業務により、従業員1人あたり年間15,138.03ドル(2,255,089.5円)の無駄が発生すると見積もっている。

インパクトの小さい業務や、必要ではあっても目標達成に直結しない作業が組織内の全業務の半分近くを占めている。

Wrikeの調査結果では、プロセスの効率化、不必要な業務の排除、インパクトの小さい作業の自動化といった対策が、生産性の向上、インパクトの大きい取り組みの推進、そして膨大な損失の回避に非常に重要であることが強調されている。

「より短時間でより正確により多く作業を」

Window Nation は Wrikeをプロジェクト管理の仕組みの重要な一部として利用し、プロジェクトの追跡の一元化、コラボレーションの強化、生産性の向上を図っている。

Window Nation De Lisa Patterson クリエイティブディレクターは、Wrike のAI機能によりチームのワークフローを大きく変えることができたという。

「Wrike のAI機能は、より短時間で、より正確に、より多くの作業をこなせるため、私の日常業務に欠かせないものとなりました」

優先順位付けの必要性

Wrike の「2024 Impactful Work Report」では、これらの課題に対処するための明確な提言がなされ、企業が目標達成に向けて足並みを揃え、不必要な作業を排除し、インパクトの小さい作業を自動化し、インパクトの大きい取り組みに注力する必要性が強調されている。

また、組織の目標と意義のある業務をリンクさせることで、企業は従業員の集中力、効率性、幸福度を高めることができる。

Wrikeのプラットフォームは、平凡な作業を自動化し、チームが真の成功に向けた業務に注力できるようにすることで、このような変革を支援するよう設計されている。

「当社の調査では、企業が重要な岐路に立っていることが示されています。インパクトのある業務に注力するための断固とした行動を取り、ツールを統合し、自動化を進める組織は、効率性だけでなく、従業員の幸福度とエンゲージメントも高めることができるでしょう」

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